頭皮の乾燥でお悩みではないですか?
乾燥肌にはさまざまな原因がありますが、もしかするとシャンプーのやり方を間違えているのが原因かもしれません。
そこで今回は、乾燥肌の方向けシャンプーの選び方や、乾燥肌が改善する正しいシャンプーのやり方についてご紹介します!
この記事の監修者:川崎 加織 先生
皮フ科かわさきかおりクリニック院長。医学博士 日本皮膚科学会専門医 日本抗加齢医学会専門医。
「体の内外から美しくなれるクリニック」をコンセプトに一般皮膚科診療だけでなく、美容医療、頭髪治療なども行っている。またweb雑誌での連載やサプリメント・化粧品の監修などでも、多方面に活躍の場を広げている。
■頭皮が乾燥する原因をチェックしよう!
頭皮が乾燥する原因は主に3つです。
◇原因1:強い紫外線やエアコンなどの要因
お肌の天敵として知られる紫外線ですが、それは頭皮にとっても同じです。
特に、カラーリングをした髪はメラニン色素が薄くなっているため、紫外線が頭皮まで届きやすくなってしまいます。
また、現代ではあらゆる場所でエアコンが使用されていますよね。
そのため、余計に頭皮が乾燥しやすい環境にあるといえるでしょう。
◇原因2:ターンオーバーサイクルの乱れ
肌と同じように、頭皮にも28日サイクルのターンオーバーがあるのをご存知でしょうか?
ターンオーバーのサイクルが早まると、頭皮のバリア機能が弱まり乾燥や炎症を引き起こす場合があります。
逆に、サイクルが遅い場合は溜まった角質が一気に剥がれ落ちるため、フケが多くなります。
◇原因3:洗浄力の強いシャンプーの影響
洗浄力の強いシャンプーは、頭皮に必要な皮脂まで洗い流してしまうため、頭皮が乾燥しやすくなります。
さらに、熱いシャワーや間違った洗い方も乾燥の原因になるので、正しいシャンプーのやり方を今一度確認してみましょう。
■頭皮を乾燥肌へ導く間違ったシャンプーの仕方
まずは、間違ったシャンプーの仕方を見てみましょう。
◇爪を立てて洗う
シャンプーの際に爪を立てると、頭皮の角質が剥がれ傷がついてしまいます。
傷ついた場所にシャンプーが入れば頭皮トラブルの原因になりますので、指の腹で洗うようにしましょう。無意識に爪を立ててしまう場合、シャンプーブラシを活用するのも◎
◇十分なすすぎが出来ていない
シャンプーは髪の洗浄剤であり、栄養剤ではありません。(コンディショナーやトリートメントも同様)
そのため、毎回十分に洗い流すことが大切です。
洗い残しがある状態でドライヤ―の熱や日光を浴びてしまうと、洗浄剤が化学変化を起こし、頭皮が大きなダメージを受けることとなります。
◇長時間シャンプーをしてしまう
汚れをしっかり落とすためとはいえ、長時間のシャンプーは禁物です!
頭皮がシャンプーに長時間触れると、皮膚が剥けたり肌荒れを起こしたりすることがあります。
また、ふやけた頭皮は敏感になっているので、薄毛や脂性が促進されるリスクもあるのです。
■乾燥肌を改善するためのシャンプーの仕方
頭皮の乾燥は、保湿を意識したシャンプーで改善することが出来ます。
なんとなく難しそうに聞こえますが、実際はとってもシンプルなので、今日からぜひ実践してみてましょう!
◇シャンプー前のブラッシング
シャンプーの前にブラッシングをすると、絡んだ髪の毛がほぐれホコリや汚れが落ちやすくなります。
◇シャンプーで洗う前の素洗い
まずは、ぬるめのお湯で髪を濡らします。
その際、ただ濡らすのではなく、頭皮の皮脂や汚れを洗い流すよう丁寧に素洗いをしましょう。
これにより、ある程度の汚れが取り除かれるので、シャンプーの泡立ちも良くなりますよ!
◇指の腹で優しく洗う
手のひらでシャンプーを泡立てたら、いよいよ頭皮を洗っていきます。
この時、シャンプーを直接髪や頭皮につけてしまうと刺激が強かったり、洗い残りの原因になったりするので気をつけましょう。
頭皮を洗う際は爪を立てず、指の腹でマッサージするように洗うのがポイントです。
また、トリートメントやコンディショナーを使う場合は、毛先から髪全体になじませるようにし、頭皮にはつけないよう気をつけましょう。
◇しっかりすすいでシャンプーを落とす
頭皮全体をまんべんなく洗ったら、ぬるま湯でしっかりと洗い流します。
特に、耳の後ろや生え際、後頭部にはシャンプーが残りやすいので、他の部分よりも丁寧にすすぐようにしましょう。
■乾燥肌用シャンプーの選び方
乾燥肌の方は、以下の3つのポイントを意識してシャンプーを選びましょう!
◇ポイント1:洗浄力が強すぎないアミノ酸系シャンプー
乾燥肌の場合は洗浄力が強すぎないシャンプーを選ぶ必要があるため、適度な洗浄力で潤いが保てる「アミノ酸系シャンプー」がおすすめ。
<おすすめアミノ酸成分>
- ココアンホプロピオン酸Na
- ココイルグルタミン酸TEA
- ココイルメチルアラニンNa
- ラウロイルメチルタウリンNa
- ラウロイルグルタミン酸Naなど
◇ポイント2:保湿成分が含まれたシャンプー
乾燥肌の方にとってシャンプーの保湿成分はとっても重要になります。
なぜなら、頭皮の乾燥は肌の保湿力が低下することによって起こるからです。
そのため、保湿効果の高い成分が含まれているシャンプーを選びましょう。
<おすすめ保湿成分>
- アルギニン
- BG
- グリセリン
- グリシン
- コメヌカエキス
◇ポイント3:刺激成分が少ないシャンプー
頭皮の乾燥を予防するには、低刺激なシャンプーがおすすめです。
刺激の強いシャンプーは頭皮を傷つけ、肌荒れを起こす可能性があります。
また、乾燥した肌に刺激成分が触れれば、炎症や乾燥などの症状が余計に悪化してしまいます。
以下は刺激の強い成分となりますので、これらが含まれていない商品を選びましょう。
<代表的な刺激成分>
- ラウレス硫酸Na
- ラウリル硫酸Na
- ベンジルアルコール
- イソプロパノールなど
◇<<編集部おすすめ>>kurokamiスカルプ
シャンプーはアミノ酸系・保湿成分・低刺激のものを選ぶのがおすすめです。
編集部おすすめの頭皮ケアで有名な「kurokamiスカルプ」は100%天然由来のシャンプーで、これらの条件に全て当てはまっていますので、乾燥肌でお悩みの方は、ぜひチェックしてみてくださいね!
■まとめ
頭皮の乾燥はさまざまですが、使うシャンプーや洗い方を変えるだけで頭皮の乾燥は大幅に改善するケースがあります。
頭皮を傷つけないよう、ぜひ指の腹でマッサージするように洗ってみましょう。