夏など気温が高くなってくると起こるのが髪のべたつきです。髪がべたついて気持ちが悪いというだけでなく、放置しておくと臭いや抜け毛の原因になってしまう可能性もあります。本記事では髪がべたつく原因と解決方法をご紹介。また、夕方に起こる髪のべたつき対策もお伝えするので、ぜひ参考にしてください。
INDEX
◾髪のべたつきの原因
そもそも、なぜ髪のべたつきは起こってしまうのでしょうか。原因を理解し解決するために役立てましょう。
◇べたつきの原因は皮脂にある!?
皮脂というものは本来紫外線などの外的要因から頭皮を守るために分泌されています。頭皮の潤いを外部に流出しないようにしており、乾燥も防いでくれている重要な役割を持っているのです。
しかし、頭皮の皮脂が過剰に増えてしまうと、頭皮に残っている皮脂が酸化し始め、不快な臭いやかゆみ、フケなどの原因になってしまうのです。
◇皮脂が多い人の見分け方
髪のべたつきは女性でも多くの方が悩んでいます。皮脂の過剰分泌の原因としては、髪を長くしていることにより清潔な頭皮環境を保ちにくい点や、男性に比べて頭皮が薄いことが原因としてあるようです。
頭皮の状態を判断する方法としては、シャンプーをした後の頭皮を確認してみましょう。
頭皮の皮脂は、洗髪をしてから10分後には分泌し始めます。反対に1時間を超えても皮脂が分泌されない場合は、乾燥状態といっていいでしょう。
◾髪のべたつきはシャンプーのすすぎ不足?
髪のべたつきの原因は生活環境の乱れや、皮脂の過剰分泌などがありますが、シャンプーのすすぎ不足が髪のべたつきに繋がることもあります。
ここではなぜシャンプーのすすぎ不足が髪のべたつきに繋がるのかを紹介しますので、日頃のシャンプーを今一度見直してみましょう。
◇シャンプーのすすぎ不足が髪のべたつきに繋がる理由
シャンプーをした後のすすぎ洗いが不十分だと、頭皮や髪にシャンプー剤が残ってしまい、それが原因となり髪がべたつきます。
さらに、女性はシャンプー以外にも、リンスやコンディショナーの洗い残しにも注意したいですね。
シャンプーの中には洗浄成分以外に、頭皮に悪影響を与える可能性がある物質が含まれている場合があります。これらの成分は十分に洗い流さないと、有害な成分が頭皮に残ってしまい、その蓄積した成分が頭皮の毛穴を詰まらせます。このようにすすぎ不足が原因となり、頭皮のべたつきの他にも、抜け毛や臭いの原因になってしまうのです。
◇すすぎの理想の時間は?
すすぎ不足が頭皮に与える影響を紹介しましたが、最適なすすぎ時間とはどのくらいなのでしょうか?
一般的には、シャンプー後のすすぎ時間の目安として、シャンプーをした時間の約3倍もの時間をかけてすすぐということが推奨されています。
つまり、お風呂でシャンプーを1分間した場合では、約3分かけて十分にシャンプー剤をすすぐ必要があることになります。
多くの方はシャンプーの仕方に注目しがちですが、実はすすぎも同様に重要な工程なのです。それではすすぎ方のコツを紹介しますので、ぜひ実践してみてください。
- すすぐときは、シャワーの水圧を若干弱めにする
- シャワーの温度はややぬるめに設定する
- シャンプーをした時間よりも約3倍の時間で入念にすすぐ
シャンプーを終えたら一気に流して終わらせたいところですが、水圧が強すぎると頭皮にダメージを与えてしまう可能性がありますので、やや弱めの水圧に調整し、ぬるめの温度のお湯ですすぐように心がけましょう。
◾夕方に起こる髪のべたつき対策
髪のべたつきが朝は気にならなかったのに、夕方に気になるというケースもよくあります。
そのような場合の対策方法をご紹介します!外出先や仕事場でも簡単にできる方法なのでお試しください。
・髪の熱を逃がし分け目を変える
思い切って頭を逆さにしましょう。髪が地面にブラーと垂れ下がったら、襟足から髪の中に空気を入れ込みましょう。髪の内部の熱を外に放出したら、手ぐしやヘアーブラシを使って髪を整えれば完成です。
・べたつき髪をウェットティッシュで拭く
外出中の場合は髪を洗うことができません。どうしてもべたつきが気になる場合は、ウェットティッシュで頭皮の皮脂を拭き取りましょう。応急処置ではありますが、べたつく頭皮がスッキリします。
・マジックカーラーを使った方法
前髪のべたつきの解消法です。前髪をマジックカーラーで内巻きに巻きます。巻いた部分に対して数分間、風を当てるだけで前髪のエアリー感が戻ります!
マジックカーラーはバックに入れておいてもかさばらないので、万が一のために準備しておきましょう。
◾️まとめ
髪のべたつきの原因がシャンプーのすすぎ不足ということには驚きますよね。
シャンプーと同じぐらい大事なすすぎ。怠ってしまうとべたつきの原因はもちろん、臭いや抜け毛の原因にもなってしまうので、毎日しっかりすすぐようにしましょう。