普段、お風呂掃除をきちんと毎日しているという方でも、天井はうっかり掃除を忘れている……なんて方もいるのではないでしょうか。
壁や床などとは違い、シャワーやシャンプーなどの泡が直接つくことが少ない天井ですが、実はカビが繁殖しやすい環境になっています。
そこでこの記事では、お風呂の天井を掃除しなければいけない理由や、天井の掃除のために準備したい掃除グッズ、天井の洗い方などをご紹介します。
これまであまりお風呂の天井を掃除してこなかった方や、今の掃除方法をもっと楽にしたいと考えている方はぜひ参考にしてください。
■お風呂の天井を掃除しなければいけない理由
まずは、あまり汚れの目立たないお風呂の天井を掃除しなければいけない理由をご紹介します。
浴室は湿気がこもりやすい空間のため、直接水が掛からなくても入浴するたびに天井に水滴が付き、目に見えないカビ菌が繁殖しやすい環境にあります。
天井にカビ菌が潜んでいると、天井からカビ菌が降り注ぎ、浴室の壁や床にカビ菌が蔓延することになってしまいます。
そのため、浴室の壁や浴槽、床をどれだけきれいに掃除していても、天井にカビ菌が潜んでいる状態であれば、浴室中にカビが発生する可能性があります。
せっかくお風呂をきれいにしていても、天井のみの1箇所を掃除していないばかりに、賢明なお風呂掃除が無駄になってしまうので、天井まできちんと掃除することを心がけましょう。
お風呂にカビがあることで見た目が悪いだけではなく、カビ菌が皮膚についたり体内に吸い込んだりしてしまうと皮膚炎や喘息、アレルギーなどの原因にもなりますので、健康面を見てもお風呂の天井掃除が重要であることがわかります。
■お風呂の天井の日々の掃除に必要な掃除グッズと洗い方
では、お風呂の天井にまだカビがない・目立ったカビはない状態における、日々の掃除方法をご紹介します。
【用意する掃除グッズ】
・柄付きのブラシまたはウェットシートを付けたフロアワイパー
日々の天井掃除で用意するのは天井まで届くブラシ、もしくはウェットシートをつけたフロアワイパーのみです。
浴槽のフチに立てば天井まで手が届くから普通のブラシやスポンジ、ウェットシートだけでいいと思う方もいるかと思います。しかし、掃除で濡れた浴槽のフチに立つのは非常に危険ですので、毎日掃除することを考えるとぜひご準備することをお勧めします。
【掃除方法】
掃除方法も非常に簡単です。
ブラシやモップであれば水に濡らして拭き、そのあと乾いたタオルで拭き上げます。ウェットシートであればそのまま拭くだけで完了です。
シャワーで流そうとすると、カビやカビの栄養となる汚れが落としきれずに残ってしまう可能性があるますので、いきなりシャワーで洗い流そうとするのは避けましょう。
シャワーをかけてしっかりと掃除した方がいいのでは？と思った時は次にご紹介する方法を試してみてください。
■お風呂の天井にできてしまったカビの落とし方
続いては、お風呂の天井にカビが生えてしまった際の落とし方について解説します。
こちらは漂白剤を使用して、しっかりとカビを根元からきれいにしていく方法ですので、月に1回や年末の大掃除などでもぜひ取り入れてください。
【用意する掃除グッズ】
・カビ取り剤（塩素系漂白剤）
・ゴム手袋
・メガネ / ゴーグル
・マスク
・フロアワイパーとキッチンペーパー
・タオル
カビ取り剤（塩素系漂白剤）を使用しますので、万が一天井から液が垂れてきたときに目に入らないようにゴーグルやメガネは必ず用意します。
また、カビ取り剤は刺激臭がしますので、マスクも必ず着用の上で掃除しましょう。
【掃除方法】
フロアワイパーにキッチンペーパーをセットし、キッチンペーパーにカビ取り剤をひたします。キッチンペーパーは破れやすいので、2〜3枚を重ねて使用するのがおすすめです。
この際に、カビ取り剤がポタポタと滴るほどにつけてしまうと、自分についてしまうことになりますので、少しずつひたしていくようにしましょう。
カビ取り剤を浸したら、天井のカビの生えている部分や天井全体にフロアワイパーを当てていき、カビを落としていきます。カビが落ちたら濡らしたタオルで水拭きし、最後にもう一度乾拭きをします。
カビが落ちづらい時は、薄くカビ取り剤をつけた状態で10〜15分ほど放置した後に、水拭き、乾拭きをおこないましょう。
水拭きと乾拭きだけでは拭き残しがありそうな場合には、自分にかからないように注意しながらシャワーを当ててカビ取り剤を落とします。
いずれにしても、ゴーグルとマスクの着用、最後には乾拭きすることを忘れないようにしましょう。
■まとめ
毎日きちんと掃除している方が少ないお風呂の天井ですが、実はお風呂掃除でもかなり重要な場所です。
お風呂掃除は上から下におこなっていくのが鉄則ですので、まずは天井をきれいにしてから、壁、床と進めていきましょう。
カビ取り剤を使って天井を掃除する際には、必ず換気のうえ、手袋やゴーグルなどを着用してからおこないましょう。
