「朝起きてすぐに鏡を見たら、顔がパンパンにむくんでる…」という経験や、こんな顔のままじゃ出かけられない!と思っても、時間のない朝にどうやって対処しようか悩んだことはありませんか?
この記事では、顔がむくむ原因やお風呂でできるむくみケアについてご紹介します。
INDEX
■顔がむくんでしまう原因は?
顔のむくみが朝に起こるのは、寝ている間に体内の水分が全身に均等に行き渡るためです。一方、夕方にふくらはぎや足がむくむのは、デスクワークなどで同じ姿勢を続けると血行が悪くなり、重力で水分が下にたまるというメカニズムです。
そもそも、むくみが起こる原因は、水分とアルコール、塩分の取りすぎです。
人間の身体の6割は水分といわれていますが、そのうちの2/3は細胞の水分(細胞内液)、残りの1/3は細胞の間にある間質液です。間質液は体内の老廃物を除去する働きがありますが、水分や塩分を取りすぎると間質液が増え、細胞の間にたまることが主な原因となってむくみが現れます。
また、女性がむくみやすいのは、女性ホルモンも関係しているためです。生理前に分泌量が増えるプロゲステロンは、体内に水分をため込む働きがあることが影響します。
ただし、顔だけでなく全身に起こる、長期間むくんでいるという場合、身体の不調や病気が隠されているかもしれません。老廃物を排出する腎臓の機能障害、血液の循環が悪くなる心不全、栄養失調などが主な原因にあげられます。ただのむくみと甘く見ず、医師に診察してもらうことをおすすめします。
■お風呂でできる顔のむくみケア!
忙しい朝に顔がむくんでいた場合、何としても顔を元通りにして出かけたいもの。そこで、時間が限られている朝でも手軽にできる、洗面所でおこなう効果的なケア方法について見ていきましょう。
◇水とお湯を交互に洗顔
冷たい水とお湯で交互に顔を洗うと、血管が収縮、拡張をくり返すことで血行がよくなります。たまった水分が血液と一緒に心臓に押し戻されるため、顔がすっきりと元通りなるでしょう。
◇クリームなどを使ったマッサージ
顔をマッサージしてリンパの流れをよくする方法も、顔のむくみケアに効果的です。マッサージ用のクリームを手に取り、まずは顔の中心から外側にマッサージします。
次に、耳から首の横を鎖骨の方向に擦り、鎖骨のくぼみを押します。顔や首に集中しているリンパ管を軽くこすり、たまった水分を鎖骨に向かって流すイメージでおこないましょう。
◇ホットタオルを顔に当てる
レンジで1分ほど温めた濡れタオルを顔に当てると、血行が良くなり、むくみの緩和が期待できます。顔がほどよくしっとりするので、朝のメイク乗りがよくなるというメリットもあります。
■むくみを和らげるにはどのような方法がある?
洗面所でできる簡単な方法で顔はケアできますが、日頃からのむくみケアに取り組むと朝がとても楽になります。そこで、顔のむくみに悩む女性におすすめしたい、効果的なケアの方法について見ていきましょう。
◇お酒の飲みすぎに注意
お酒を飲みすぎた翌朝に顔がむくんでしまうのは、原因がいくつも重なってしまうためです。
血中のアルコール濃度が高くなると血管が拡張し、血管から余分な水分がしみ出します。加えて、アルコールの分解に水が欠かせないため、お酒を飲んだあとに水が飲みたくなります。ここでたくさんの水を飲んでしまうと、排出しきれない余分な水分が体内にたまるのです。
また、お酒を飲むと塩辛いものを食べることが多いので、あらゆるむくみの原因が集約されているといっても過言ではないでしょう。
◇同じ体勢を続けない
立ち仕事やデスクワークなどの同じ体勢を続けると、全身の血行が悪くなり、余分な水分が下の方向にしみ出すことで足のむくみが起こります。そのため、身体を少し動かしたり、席を立ったりして、筋肉の緊張をほぐし、血行を良くすることを心がけましょう。
また、きつい下着をつけると血行が悪くなり、足がさらにむくんでしまうので注意が必要です。
◇適度な運動
運動不足は血行が悪くなるうえに、新陳代謝も低下してむくみやすい身体になります。そのため、適度な運動を定期的に取り入れることが、もっとも効果的なケア方法です。
血液を心臓に送るポンプの役割をするふくらはぎを動かしたり、早足で歩いたりなど、仕事中でもできる運動をおこないましょう。
また、筋肉を鍛えると血液が良くなるうえに、筋肉によって熱が作られて冷えのケアも期待できます。冷えもむくみの原因の1つなので、運動は根本的なケア方法になるといえるでしょう。
■まとめ
顔のむくみが朝に起こるのは、寝ている間に水分が均等に行き渡るためです。水分やアルコール、塩分を取りすぎで細胞の間を満たす間質液が増え、血管からしみ出したり細胞の間に増えたりすることが主な原因です。
顔のむくみケアは、血液やリンパ液にたまっている余分な水分を流すことが基本です。そのため、顔を温めたりマッサージしたりして、血行を促すことが効果的なケア方法となります。適度な運動は足のむくみだけでなく、筋肉量アップによる冷えを和らげることも期待できます。
日頃の運動不足を自覚している方は、仕事中にできる簡単な運動から取り組みましょう。