「お風呂に入れると毎回泣いてしまう…」、そんな赤ちゃんに手こずった経験はありませんか?言葉が話せないこともあり、泣く理由がわからず困ってしまうパパやママも多いはず。赤ちゃんがお風呂で泣く理由は1つだけでなく、さまざまな要因が隠されているのです。
この記事では、お風呂で赤ちゃんが泣く理由、楽しくお風呂に入るためのポイントについて紹介します。対処法がわかると一緒にお風呂に入るのが楽しみになるので、今困っているパパとママは必見です!
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■赤ちゃんはどうしてお風呂で泣く?
赤ちゃんがお風呂で泣いてしまう理由は、以下のことが原因と考えられます。
◇裸になるのが不安・怖い
赤ちゃんの服を脱がせるときに泣く場合、裸になることに不安を感じているかもしれません。お風呂に入る意味や目的をまだ理解できていないので、裸にされることで、何をされるかと怖くなってしまうのです。
◇浴室が適温ではない
暖かい室内でおこなう沐浴に慣れていると、浴室の寒さに驚いて泣いてしまうことがよくあります。体温調節が苦手なうえに、温度の変化に敏感な赤ちゃんは、大人が適温と思う室温でも寒さを感じてしまうのです。反対に、浴室の温度が高すぎると、赤ちゃんにとってサウナ状態に感じることもあります。
◇お湯が熱すぎる
沐浴ではお湯の温度確認をしっかりおこなっていても、一緒にお風呂に入るとなると、給湯器の温度設定を変えないパパやママは意外と多いのです。大人にとってちょうどいい温度に設定していると、赤ちゃんにとってはお湯が熱すぎて泣いてしまいます。
◇過去に嫌なことがあった
顔にお湯をかけられた、お湯が熱すぎた、シャンプーの泡が目に入ったなど、過去に嫌な思いをするとお風呂を嫌がるようになります。トラウマを抱えた状態なので、お風呂に入れようとするたびに思い出して泣いてしまうのです。
◇なんとなく嫌だ
「昨日はおとなしくお風呂に入ったのに、今日は泣いてしまった」というケースや、これまで紹介した原因に思い当たるところがない場合もあるでしょう。
この場合はお風呂が嫌いというわけではなく、赤ちゃんの機嫌が悪いことが考えられます。赤ちゃんの機嫌が悪くなるのは、お腹が空いているか、眠いかの2択が多いので、入るタイミングを変えるといいかもしれません。
■お風呂で泣く赤ちゃんに試したい4つの方法
お風呂に入ったあとに赤ちゃんが泣いてしまったら、次の対処法を実践してみましょう。
◇コミュニケーション・スキンシップを増やしてみる
抱っこしたり笑顔で話しかけたりすると、赤ちゃんは安心感で泣き止むことがあります。話しかけるときは「大丈夫?」と心配する言葉よりも、「お風呂は気持ちいいよ」「お風呂でキレイになろうね」といったポジティブな声掛けが効果的です。
赤ちゃんは表情や声色で安全かを判断できるので、やさしく声をかけるようにしましょう。
◇沐浴布を使う
裸にすると泣いてしまう赤ちゃんは、沐浴布を活用するのがおすすめ。沐浴布は、沐浴のときに身体を覆うことで、赤ちゃんが安心したり体温調節ができたりという便利なアイテムです。裸にしたらすぐに沐浴布をかけると、裸への不安が和らぎます。沐浴布を身体にかけたまま、お湯に入ってもOKです。
◇お風呂の湯量を減らしてみる
赤ちゃんは身体が不安定な状態が苦手なので、身体をしっかり固定する必要があります。
そのため、お湯に入ったときに、ひざを曲げた高さよりも少し上にくるようにお湯の量を調整しましょう。ひざの上に乗せて固定したときに、ちょうどいいお湯の量になります。
◇お気に入りのおもちゃを持ち込んでみる
お風呂用のおもちゃを浴室に持ち込むと、赤ちゃんは安心して遊ぶようになります。「お風呂に入る=おもちゃで遊べる」と認識し、お風呂嫌いの克服につながります。
■お風呂で泣くのはいつまで続く?パパママの心の持ち方
赤ちゃんが泣き止む対処法はあるものの、「いつまで続くの…?」と不安になる気持ちもあるでしょう。赤ちゃんがお風呂で泣くのは、生後3~4ヶ月がピークといわれています。
しかし、お風呂に慣れるかどうかは個人差があるので、目安の時期はあまり気にしないことが大切です。
また、赤ちゃんは「泣くのが仕事」なので、泣くことを悪いと捉えないようにしましょう。「泣いていても可愛い」と思えるようになると、精神的にとても楽になります。
赤ちゃんはママやパパの不安な気持ちを敏感に感じとるので、お風呂で泣いても動じずに笑顔で接すること、1人で悩みを抱えこまないことが大切です。
■まとめ
お風呂で赤ちゃんが泣いてしまうのは、さまざまな理由が隠されています。毎回泣いてしまう場合は、お風呂そのものが怖い、過去のトラウマが考えられます。日によって状況が変わる場合、お湯の温度や機嫌の悪さが原因といえるでしょう。いつも泣く赤ちゃんは不安を取り除くため、スキンシップやコミュニケーションを増やすと効果的です。
機嫌が悪い場合は、おもちゃで遊ばせると気がまぎれるでしょう。ただし、泣き止まないからといって、過剰に不安になることはありません。お風呂に慣れる期間は個人差があるので、泣いても動じずに笑顔で接すること、悩みを人に相談することが大切です。