髪が思うようにまとまらないと、不安やイライラを感じたり仕事・家事などへの集中力も下がってしまうなど案外その日の気分が変わってしまいます。そんな髪の悩みは、考えられる原因をひとつずつ解消することで、徐々にクリアになると言われています。
そこで今回は、髪がまとまりにくくなる原因と、今日からすぐに実践できるヘアアレンジの方法やおすすめシャンプーなどを紹介していきたいと思います。
この記事の監修者:川崎 加織 先生
皮フ科かわさきかおりクリニック院長。医学博士 日本皮膚科学会専門医 日本抗加齢医学会専門医。
「体の内外から美しくなれるクリニック」をコンセプトに一般皮膚科診療だけでなく、美容医療、頭髪治療なども行っている。またweb雑誌での連載やサプリメント・化粧品の監修などでも、多方面に活躍の場を広げている。
INDEX
■髪がまとまらない原因について
パサつきやゴワつきで髪がまとまらない状態は、次のような原因が複合的に重なることで起こりやすくなると言われています。
◇髪の老化現象
加齢による女性ホルモンの低下は、髪のハリやコシを失わせてしまう大きな原因です。髪や肌の成長に欠かせない女性ホルモン・エストロゲンが減少すると、頭皮や毛根に悪影響が出た結果として、髪にうねりが生じやすくなります。
また、女性ホルモンの低下により男性ホルモンの働きが活発になった場合は、皮脂が過剰になった頭皮の毛穴が詰まり、健康な髪が生えにくくなるのです。
◇食習慣の乱れ
揚げ物や加工食品ばかりの乱れた食生活や、毎日のように大量のお酒を飲んでいる人も、髪がまとまりにくいなどの悩みを抱えがちです。健康な髪を育てる上で欠かせない栄養補給の役割を持つ食事では、タンパク質やミネラル、ビタミンなどをバランス良く摂取するのが理想と考えられています。
毎日の食事の中でジャンクフードや揚げ物、スナック菓子などばかりを食べていると、エストロゲンが減少したときと同じように、余剰な皮脂による悪循環が頭皮に生じます。体内で大量のアルコールを分解するときには、髪を構成する大事なアミノ酸を多く消費するメカニズムもありますので、ヘアスタイルの悩みが長く続くときには、食事と飲酒の両方を見直した方が良いでしょう。
◇間違ったヘアケア
たくさんの熱や摩擦を与えてしまう誤ったヘアケアも、まとまりにくい髪を生み出す原因です。ブラッシングをしていない絡まった髪でシャンプーを始めてしまうと、多くの摩擦でダメージが生じます。また、一気に乾かしたいという想いで強い熱風のみでドライヤーを使った場合、キューティクルが剥がれた結果として、髪のゴワつきやパサつきがひどくなるのです。
◇外的要因によるダメージ
頭髪も肌と同じように、紫外線や乾燥、パーマ、カラーリングといった、外的要因によってもダメージを受けてしまいます。日差しの強い日に外出をするときには、スプレータイプの日焼け止めを髪にかけたり、日傘や帽子を使ってUVケアをしてみてください。
強い薬剤を使うパーマやカラーリングにも、キューティクルの傷みにより髪内部の水分やタンパク質を流出させる難点があります。そのため、まとまらない髪に一喜一憂している時期は、少し施術をお休みした方が良いかもしれません。
■【まとまらない髪】時間がなくても簡単に髪をまとめる方法
丁寧にブローをしてもなかなか落ち着かない髪は、忙しい朝でも簡単にできるまとめ髪でスッキリさせるのがおすすめです。
◇さまざまな高さで楽しめる「くるりんぱ」
髪全体をひとつに束ねた結び目の上で、内側に毛先をくるっと通すだけの「くるりんぱ」は、人気の高いゆるふわに仕上がる髪型です。ゴムの上部分を半分に割って髪を押し込むこのヘアスタイルには、結んだ部分を抑えながらトップの髪を引き出すことで、ルーズな印象になる魅力もあります。
◇女性らしい雰囲気の「サイドフィッシュボーン」
髪全体を編み込んでいくフィッシュボーンは、フェミニンな印象を求める人におすすめのヘアアレンジです。前述のくるりんぱとフィッシュボーンを組み合わせると、大人っぽいイメージに仕上がります。また、編み込み部分を敢えて短めにするフィッシュボーンのアレンジは、オフィスカジュアルとの相性も抜群です。
■まとまらない髪にお悩みなら《編集部おすすめ》“kurokamiスカルプ”
思い通りにならない髪に悩む女性に編集部がおすすめしたいのが、開発者の経験から生まれたkurokamiスカルプです。リンス不要、1本で使えるこの商品には、髪のハリ・コシアップやダメージ補修といった6つの機能が備わっています。UVケアや頭皮ケアも可能なシャンプーを使えば、間違ったケアによって生じていた髪のトラブルも徐々に緩和に向かっていくことでしょう。
エイジングケア成分が33種類も配合されたこの商品は、食習慣の乱れにより栄養不足に陥った髪を少しずつ元気にしてくれます。髪や地肌に余計な負担をかけず、まとまりあるツヤ髪に導いてくれるところも、100%天然由来のシャンプーだからこそ実現できる大きな魅力です。
■まとめ
まとまらない髪には、加齢によるホルモンバランスの乱れや外的要因、間違ったヘアケア、食事といった非常に多くの原因があると言われています。こうした問題をすぐに改善できないときには、簡単に髪をまとめる方法を実践して、毎朝のヘアケア時間を短縮してみてください。
ダメージや栄養不足が著しい髪には、エイジングケア成分が豊富に入ったkurokamiスカルプの使用も編集部としてはおすすめですよ。