ふと自分の肌を見たり触ったりして「なんだか肌の調子がよくないかも……」と感じたことはありませんか?
スキンケアを意識してきれいな肌を目指したいけれど、なかなか上手くいかない。そんなときは、スキンケアで大切なポイントや取り入れる成分について知ることで解決するかもしれません。
ここでは、20代と30代の肌の違いや、30代からのスキンケアのポイントをご紹介しています。30代の肌におすすめの美肌成分についても触れているので、ぜひ参考にしてみてくださいね!
INDEX
■30代の肌、20代との違いはなに?
そもそも30代の肌は20代とどのように違うのでしょうか。
◇肌の再生が遅くなっている
20代と30代の肌の大きな違いは、肌が生まれ変わる「ターンオーバー」のスピードです。
20代はターンオーバーの周期が1カ月ほどと早いので、美肌をキープしやすい年齢ですが、ターンオーバーのスピードは年を重ねるごとに遅くなります。そうなると、古い角質が落ちなくなって皮膚が硬くなり、シワができやすい状態に。
この状態が続くことで肌の老化が見られるようになるのです。
◇乾燥しやすくなっている
乾燥は肌にとっての大敵です。20代の肌は皮脂の分泌量が多く乾燥しにくいですが、30代になると皮脂の分泌量が減るので、乾燥しやすくなります。さらに、肌の潤いを守るセラミドも減少してしまい、より乾燥しやすい肌になってしまいます。
◇ホルモンバランスが崩れやすくなっている
30代になるとホルモンバランスに変化が起こります。ホルモンバランスが崩れてしまうと、真皮層のヒアルロン酸やコラーゲンの生成速度も遅くなってしまいます。
30代後半からエストロゲンの分泌が減少してしまうことが、ホルモンバランスを崩していく原因のひとつですので、ホルモンバランスを崩さないような工夫が欠かせません。
◇保湿能力が低下している
20代のときと比べると、肌の保湿能力も低下してしまいます。間違ったままのスキンケアを続けていると、追い打ちをかけるように保湿能力が低下し続けることに……。
保湿はスキンケアの要ともいえるので、日々のお手入れでしっかりケアしていきましょう!
このように、30代の肌と20代の肌の違いは、意識してカバーできるものとそうでないものがあります。意識してカバーできる点は、積極的に日頃のケアとして取り入れられると良いですね!
■30代のスキンケアはここを意識しよう!
先ほど紹介したように、30代になると肌にさまざまな変化が現れます。20代のころよりも意識していきたいポイントが増えるので、ていねいなスキンケアをしていきたいもの。
ここでは、30代からのスキンケアで意識したいポイントを見ていきましょう。
◇シワ、たるみを意識!
シワ、たるみができる原因は、真皮層にあるコラーゲンの減少や肌の乾燥などです。水分が失われ、ハリやツヤのない肌は、たるみが発生しやすくなります。
小ジワが進行してしまうと深いシワとなってしまうので、まずは小ジワをつくらないように保湿ケアをおこないましょう。すでに深いシワやたるみができてしまっている場合は、表情筋のトレーニングをして顔の筋力をつけることも大切です。
◇くすみを意識!
くすみは自分では気がつきにくいので、対処に遅れてしまうことも……。
ターンオーバーの周期が崩れはじめることや血行不良など、さまざまな原因が考えられるので、肌の状態を日々チェックしていけるといいですね。
くすみのケア方法は原因によって変わり、ターンオーバーの乱れが原因の場合は、1週間に1~2回ピーリングをして、余分な角質を取り除くことでケアができます。
血行不良が原因の場合は、適度に運動や入浴をすることがおすすめ!入浴後は、クリームを使ってマッサージすることで、より効果を高められるでしょう。
◇シミを意識!
シミの最大の敵は紫外線。何年も浴び続けてきた紫外線が原因で、メラニン色素が発生してシミができてしまいます。
これをケアするためには、紫外線対策はもちろん、美白化粧品を使ったシミ予防、ビタミンCをとって体の内面からメラニンの生成を抑えることが大切です。
気になるポイントを押さえて、ご自分に合ったスキンケア方法を見つけましょう。
また、化粧品カウンターや美容クリニックなどでスキンチェッカーを受けると、肌の状態をはっきりと知ることができます。それによって、どんなスキンケアが必要なのかということがわかりやすくなるので、一度受けてみるのもおすすめですよ。
■30代のスキンケアにおすすめの美肌成分
30代の美肌をキープするには、どんな成分が入っているスキンケア用品を使えばいいのでしょうか?
ここでは、スキンケアで取り入れていきたい、おすすめの成分をご紹介します!
◇大豆イソフラボン
ポリフェノールの一種である大豆イソフラボン。女性の体にとって大切なエストロゲンに似た働きをする成分です。特に、大豆イソフラボンのなかでも「アグリコン型の大豆イソフラボン」が、通常の大豆イソフラボンよりも肌への浸透性がいいといわれていますよ。
◇ケイ素
くすみ対策などでピーリングをおこなうと、不要な角質がなくなります。ピーリング直後の肌は保湿成分をたくわえやすくなっているので、しっかりと保湿ケアをしていきましょう!
そのときに注目したいのが「ケイ素」。ケイ素はミネラルの一種で、ヒアルロン酸の2倍の保湿力を持っています。ケイ素の原液を化粧水や乳液などに混ぜるだけで、ケイ素入りの基礎化粧品が完成するので手軽に保湿ができますよ。
◇aリポ酸、コエンザイムQ10
肌のエイジングケアには、活性酸素の発生を抑えて肌の老化を防ぐためのケアも大切。抗酸化成分であるaリポ酸やコエンザイムQ10を取り入れることで、肌にかかるダメージを減らすことができるでしょう。
シワやたるみ、くすみ、シミなど、気になるエイジングサインに効果的な成分を選んでいきましょう。
■まとめ
肌の老化は加齢とともに進んでしまうので、完全に防ぐことはできません。
ですが、少しの努力で肌の状態を整えられると、美肌へ一歩近づくことができるでしょう。
いつも使っている化粧水や乳液などの成分をチェックして、悩みや目的に合ったものに変えられれば、より効率的なスキンケアをできるかもしれませんね。
「いつまでも若々しくいたい」という気持ちを大事に、美肌のためのスキンケアを続けていきましょう。