お風呂は毎日入るものだからこそ、少しでも節約したいと思っている方は多いはず。しかし、具体的にどのようにしたら節約ができるかは知らない、という方も多いのではないでしょうか?
そもそも1回のお風呂でどれくらいの費用がかかっているのか、入れ替えや追い焚き、足し湯であればどれが一番お得なの?などなど日常的にできるお風呂の節約術から節約グッズまでご紹介!お風呂での節約に興味のある方は、是非チェックしてみてください。
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■お風呂1回分の金額はどのくらいなのか?
そもそも、お風呂1回分でどれくらいの金額がかかっているのか、ご存知でしょうか?ここでは、ガス代と水道代を合算した金額を、シャワーを利用した場合とお風呂を利用した場合を比較してご紹介します。(一人暮らし、都市ガスを利用し、お風呂は200Lとした場合の金額です。)
- お風呂:水道代46円+ガス代70円=約116円
- シャワー(15分):水道代33円+ガス代52円=約87円
- シャワー(25分):水道代57円+ガス代87円=約144円
シャワーの方が使う水量が少なくて安く済むと思われがちですが、使用時間によってはシャワーの方が高くなることもあります。シャワーを20分以上使うのであれば、お風呂の方が安くなりそうですね。
ただし、水道料金は自治体によって異なりますし、ガス料金も都市ガスとプロパンガスとでは大きく異なるので、上記は目安として見ておきましょう。
■日常的にできるお風呂の節約術
1回のお風呂でかかる金額は100円前後だと聞いて、安いと思われた方もいるでしょう。しかし「塵も積もれば山となる」もので、例えば1日20円節約するだけで年間7,300円もの節約になります。そこでここでは、日常的にできるお風呂の節約術を3つご紹介します。どれも手軽に実践できるものですよ!
◇浴槽内にペットボトルを入れる
1つ目の節約術は、浴槽内にペットボトルを入れる方法です。水を入れた2Lのペットボトルを、浴槽内に3〜5本入れておくだけの節約術です。それだけで節約になるのかと思いがちですが、ここで得られる最大の効果は、節水になります。ペットボトルを入れておくと水かさが増し、少ない水量で肩まで浸かることができるのです。
ここでのポイントは、ペットボトル内の水は入れ替えずに何度も使用するということです。この方法で節水できるのはペットボトルの体積分なので、毎回入れ替えていると使用している水量が通常時と全く変わらなくなってしまうのです。入浴時にペットボトルが少し邪魔に感じるデメリットもありますが、これだけで年間約1,000円の節約に!
◇使ってないときにはシャワーを止める
当たり前のことのように思えますが、使っていないときにはシャワーを止めるように意識しましょう。シャワーは1分間に約12Lもの水を使用しています。たった5分間シャワーを流しっぱなしにしていただけでも、約60Lもの水を無駄にしてしまっているということになるのです。
そこから計算すると水道代は年間約6,800円、ガス代は年間約6,300円ほど節約できることになるので、こまめにシャワーを止めるだけで年間約13,000円もの節約になります。
◇お湯の設定温度を下げる
お湯の設定温度を下げるのも、節約に有効な手段です。設定温度を下げるとそれだけ水を温めるのに使用するガスの量が減りますから、ガス代の節約が望めます。
具体的には、シャワーの温度を1度下げると1分で0.2円ガス代は低減します。シャワーを20分浴びていた場合は4円安くなり、年間約1,400円の節約になります。冬などの寒い時期に無理に設定温度を下げる必要はないですが、夏場などは38度程度のぬるめのお湯にしてお風呂を楽しんでみてはいかがでしょうか?
■お風呂の節約!入れ替え・追い焚き・足し湯どれが一番お得?
お風呂を複数人で使ったり、2日間同じお湯を使おうとする場合、どうしてもお湯が冷めてしまって温め直す必要が出てきます。その際、いっそのこと入れ替えた方が良いのか、追い焚きと足し湯のどれが最もお得なのか、悩んだ経験がある方は多いでしょう。
実は、最もお得なのは追い焚きなのです。次いで足し湯がお得で、最も費用がかかるのは入れ替えです。しかし、残っているお湯の量や温度、使用しているガス会社などによってかかる費用は左右します。
■お風呂の節約グッズを紹介します!
上述したお風呂の節約方法の他に、市販されてる節約グッズを使用する方法もあります。ここでは代表的なお風呂の節約グッズを3つご紹介。それぞれのメリット・デメリットも併せてご説明するので、購入時の参考にしてください。
◇節水型シャワーヘッド
節水型シャワーヘッドとは、シャワーの水量を少なくすることで節水ができるグッズ。メーカーにもよりますが、約50%もの節水ができるものもあると言われています。水量が少なくなることで水圧が低くなるのでは?と思われがちですが、ヘッドの目を細かくするなどの工夫がなされているので、不便さを感じることはないようです。
また、手元に一時止水スイッチがついているものもあるので、さらに節水が期待できるのもポイントです。商品によってはヘッドだけでなくホースごと交換する必要があるので、導入に手間がかかりますが、1日15分シャワーを使用した場合、年間約10,000円も節約できるとすれば大きなメリットでしょう。
◇アルミ保温シート
お湯の上にアルミシートを直接置くことで保温効果を得るグッズ。100円均一ショップでも販売しているので、安価に導入できるのがメリットです。アルミシートには熱反射による断熱効果があるので保温時間が持続し、追い焚きをしなくても済むため、追い焚きにかかる光熱費の節約が期待できます。
ただし、保温効果があると言っても長時間の保温は難しく、「温度が下がりにくい」程度の効果であると考えた方が良いでしょう。しかしその点を含めても、コストパフォーマンスの高さは随一です。
◇電気式湯沸かし器
本体をお湯に沈めて使用する電気式湯沸かし器は、電気の力でお湯を温めるグッズ。電気代はかかりますが、追い焚きにかかる費用よりは安くお湯を温め直すことができます。価格が2〜3万円前後と高額ですが、年間80,000円もの節約を期待できる可能性もあるので、費用対効果は抜群です。
ただし使用方法を間違えると感電の危険があるため、取り扱いには注意が必要です。気になる方は調べてみましょう!
■まとめ
毎日入っているお風呂。実は1回で約116円かかっており、追い焚きのたびに約100円プラスされていきます。今回ご紹介した節約方法や節約グッズを駆使すれば、年間数万円ほど節約することも夢ではありません。
家によってお風呂の使用状況は異なるので、自分の家に合った節約方法を見つけて実践してみてください。