思うようにまとまってくれないくせ毛の扱いに、悩んでいる方は多いのではないでしょうか?実は、くせ毛でも可愛くできるアレンジ術はたくさん。しかも、くせ毛を活かしたヘアアレンジといっても難しいことはなく、簡単に仕上げることができます。
本記事では、くせ毛を活かした簡単なスタイリング術やアレンジ術をご紹介。髪の毛の長さ別で3つずつご説明するので、くせ毛に悩んでいる方はぜひ参考にしてみてくださいね。
INDEX
■くせ毛を活かした簡単スタイリング術
くせ毛を直そうと、毎日ストレートアイロンで真っ直ぐにしている方も多いでしょう。でもそれは勿体ないことかもしれません。まずはくせ毛を活かした2つのスタイリング術と、スタイリング剤の選び方をご紹介します。
◇くせ毛を活かしたスタイリング術①髪の毛にうるおいをプラス
くせ毛はいわば自然なカール。本来コテで出すうねりが既にできている状態です。しかし、そのまま外出できないと感じられるのは、髪の「パサつき」が要因かもしれません。
ヘアオイルを付けてうるおいを与えると、艶感が出て一気にこなれ感のある髪型になるかもしれません。
◇くせ毛を活かしたスタイリング術②ムースで癖付け
自然なくせ毛のままでは何か変……と感じられるもう1つの要因は、うねりの小ささ。くせ毛だけではカールが不十分で、カールがとれかかった状態と同じように見えてしまうことも。
毛先を中心にムースを揉み込み、うねりを強調させることで、コテで巻いたような自然なヘアスタイルになれるでしょう。
◇スタイリング剤の選び方
くせ毛の方の中には、スタイリング剤を使っても思うように髪の毛がまとまらない、という悩みを持っている方も多いでしょう。実はくせ毛の方におすすめなのは、水分量の少ないスタイリング剤。
さらに、ピョンとはねてしまうようなトップの髪の毛をおさえててくれるスタイリング剤を使用すると、全体的に髪の毛がまとまった雰囲気になります。
次は髪の長さ別で、より詳しく見ていきましょう!
■【ショートヘア】くせ毛を活かしたアレンジ術
それでは、早速くせ毛を活かしたショートヘアのアレンジ術を3つご紹介します。ショートヘアというのは耳が髪で隠れるギリギリの長さをいい、アレンジ術が少ないと感じている方も多いかもしれませんが、そんなことはありません。どれも簡単にできるアレンジなので、ぜひチャレンジしてみてくださいね!
◇サロン帰りのようなウェーブヘア
くせ毛を活かしたウェーブヘアのやり方は、以下の通りです。
1. コテを180℃に温める
2. 少量ずつ毛先をコテで内巻きにする
3. 内巻きにした毛先の3~5cmほど上の部分を折り返して、外巻きにする
4. さらに3~5cmほど上の部分を内巻きにして、ウェーブを作る
5. 髪全体に2~3の工程を繰り返します
6. 生え際の髪の毛を持ち上げてコテでボリュームを作る
ポイントは、少量ずつ巻くこと。生え際の髪の毛をコテで持ち上げる際には、寝癖風になるようにラフに巻きましょう。
◇自然で大人可愛いショートヘア
くせ毛を活かすことで、ナチュラルに仕上げるのがこのアレンジのポイント。手順も少ないので、忙しい朝でも簡単にアレンジできます。
1. ストレートアイロンを180度に温める
2. 髪の毛の上半分をストレートに直していく
3. ワックスを揉み込む
ヘアオイルなどの艶感が出るアイテムを使うと、大人っぽさがアップ。あえてくせ毛である毛先はそのままにすることで、柔らかい雰囲気を演出できます。
◇くせ毛×外巻きショート
外巻きのショートは、はつらつとした印象を与えてくれるアレンジ。くせ毛を上手に活かすことで、通常のショートヘアのアレンジよりも楽に仕上げることができます。
1. コテを180度に温める
2. 表面の髪をとってつむじで結んでおき、それ以外の毛先を外ハネにする
3. 顔周りの髪の毛から外巻き→内巻きの順番に、少量ずつ巻いていく
4. 結んでいた髪の毛をほどき、こちらも外巻き→内巻きの順で少量ずつ巻いていく
5. 生え際の髪の毛を持ち上げてコテを当て、ボリュームを出す
6. ワックスを揉み込む
外ハネの印象を強くした場合は、最後にコテで毛先を外ハネにするのがおすすめ。綺麗に巻くことができなくても、くせ毛を活かした無造作ヘアが作れます。
■【ミディアムヘア】くせ毛を活かしたアレンジ術
くせ毛によってまとまりのない印象を与えてしまいやすい鎖骨から肩くらいまでの長さのミディアムヘアは、まとめ髪がおすすめ。以下を参考にして、可愛いアレンジにチャレンジしましょう。
◇ボリューム感を出したハーフアップアレンジ
おしゃれな雰囲気を出したいときにおすすめのヘアアレンジ。髪全体の立体感も出てゴージャスな印象に!パーティーや結婚式など、フォーマルな場面にもピッタリです。
1. 頭のてっぺんに小さめの夜会巻きを作る
2. 夜会巻きにした部分の髪の毛をほぐす
3. ハチ周り髪の毛を後ろにひっぱりながら結び『のこりんぱ』する
4. 片方の髪の毛をねじりながらピン留め
5. 全体を再度ほぐして完成
今話題の『のこりんぱ』を使ったアレンジ方法です。のこりんぱと髪をねじるだけの簡単アレンジがポイント。通常であれば、毛先に無造作感を持たせることができるので、くせ毛の方におすすめ!
◇ミックスくるりんぱアレンジ
もっと手軽にアレンジしたい!という方にはこちらのアレンジがおすすめ。ただのくるりんぱで終わらないので、手抜き感を覚えさせないのがメリットです。
1. 顔に近い両サイドの髪を残し、首元の低い位置でまとめてくるりんぱ
2. 最初に残したサイドの髪を①の上で、くるりんぱ
3. ②の毛先を①のくるりんぱの中に入れ込む
4. ③で入れ込んだ部分をピンで固定し、髪全体をほぐす
あえてストレートアイロンでくせ毛を直さないことで、ナチュラルな雰囲気を演出するのがポイント。くるりんぱをもう1つのくるりんぱに入れ込むことで、崩れにくい効果も得られます。
◇スカーフでスタイリッシュなひとつ結びアレンジ
スカーフを使うことで、おしゃれ度がアップ。とても簡単なひとつ結びですが、それを感じさせない完成度になります。
1. 左サイドの髪をねじりながら耳下へ集め、ピンで固定する
2. 右サイドの髪も、耳下から襟足にかけてねじって左耳の下へ集め、①の束と1つになるようゴムで結ぶ
3. 結び目のゴムの上にスカーフを巻きつけてリボン結びにする
顔周りの毛を残しておくのがポイント。スカーフの柄によって、フェミニンな装いにもマニッシュな装いにもマッチします。
■【ロングヘア】くせ毛を活かしたアレンジ術
胸ほどまで伸ばしているロングヘアでくせ毛だと、毛先が広がって不格好になってしまう、と思っている方は多いのではないでしょうか?実はロングヘアはくせ毛との相性が抜群。以下の3つのアレンジ術をチェックしてみましょう。
◇重たい前髪もくせ毛で軽やかに
ストレートのロングだと眉下前髪は重たい印象になりがちですが、くせ毛だと軽やかな印象に。抜け感が出るので、ガーリーな雰囲気を演出できます。
1. コテを180度に温める
2. うねりの足りないところを巻く
3. 髪全体にワックスを揉み込む
あくまでくせ毛をそのまま活かすのが、この髪型のポイント。無造作に仕上げることで、髪の毛に動きが出ます。
◇編み込み風アレンジ
ロングヘアは髪の毛の量が多いことから、編み込みが難しいと感じている方は多いはず。こちらのアレンジは、くるりんぱだけで編み込み風に仕上げられるので、編み込みに自信のない方でもできますよ。
1. 両サイドの耳上の髪をひとつ結びにしてくるりんぱ
2. 残りの髪の毛のサイドから3分の1くらいの量をとり、①のくるりんぱの上でもう一度くるりんぱ
3. ②の工程を髪の毛の量合わせて1~2回繰り返す
4. 全体をくるりんぱ
ポイントは、くるりんぱをするたびに表面の髪を引き出しておくこと。まとまりすぎない、可愛らしいヘアスタイルに仕上がります。
◇三つ編みお団子アレンジ
お団子ヘアも、くせ毛を活かせばナチュラルな立体感が出ます。三つ編みにすることで、普通のお団子よりも崩れにくいのもポイントです。
1. 顔周りの毛を残し、ポニーテールを作る
2. ポニーテールの毛を3等分し、三つ編みにする
3. 三つ編みをポニーテールの結び目付近でまとめる
4. ネジピンとアメリカピンで留める
三つ編みをした段階で表面の毛をひっぱって崩しておくと、さらにボリューミーになるのでおすすめ。最後に生え際の毛もひっぱって少し崩しましょう。
■まとめ
くせ毛は直さなければならないもの、と考えてしまっている方は多いですが、くせ毛だからこそできるアレンジもたくさんあります。こなれ感や自然な柔らかさを演出できるのは、くせ毛だからこそ。
今回ご紹介したくせ毛を活かしたアレンジ術を参考に、可愛いヘアアレンジが楽しめるようになればおしゃれの幅も広がりますね!