クシやブラシで髪をとかした時、ふと頭を触った時などに「痛っ!」と感じて発見する頭皮ニキビ。
顔にできるニキビとは違って、髪の毛で隠れている分見つけづらいですが、そのまま放置しておくと悪化しやすいという特徴も持っています。
この記事では頭皮ニキビに気づいた時の対処法やポイント、そもそも頭皮ニキビができる原因についてご紹介します。
今できてしまっている頭皮ニキビはなるべく早く治し、再発しないように注意しましょう。
INDEX
■頭皮ニキビのよくある原因は?
頭皮ニキビの主な原因は「皮脂の過剰分泌」や「ターンオーバーの乱れ」などが挙げられます。
皮脂の過剰分泌は、普段オイリーな頭皮を気にしてシャンプーのし過ぎや力強く洗いすぎることで必要な皮脂までも落としてしまい、かえって皮脂の過剰分泌を招いていることがあります。
同じくシャンプーつながりであれば、頭を洗った後のシャンプー・トリートメントのすすぎが足りず、流し残しがあるとターンオーバーが乱れて皮脂が毛穴に詰まりやすくなり、頭皮ニキビの原因となってしまいます。
その他には、日々の生活のストレスやホルモンバランスの乱れなどでも頭皮ニキビができることがありますので、それらを招くような悪い生活習慣や不規則な生活リズムも原因として挙げられます。
■頭皮ニキビができたら気を付けたい3つのポイント
では頭皮ニキビが実際にできてしまった時に気を付けたいポイントを3つご紹介します。
頭皮ニキビをなるべく早く治すためにも3つ全てに気を付けていただければと思います。
◇つぶさない・触らない
頭皮ニキビができてしまった時に絶対守りたいポイントは「頭皮ニキビをつぶさない・触らない」です。
ニキビをつぶしてしまうと傷口になり、そこから雑菌が入ってより悪化してしまう恐れがあります。どうしても気になってしまいますが、触るのも同じ理由で避けるようにしましょう。
触らないように意識していても、普段のクセなどでつい触ってしまうことがないように十分気を付けましょう。
◇ワックスなどのスタイリング剤の使用はなるべく避ける
髪の毛をセットする時に、ワックスやヘアオイルなどのスタイリング剤を使用する方が多いかと思いますが、頭皮ニキビができている間はなるべく使用を避けるようにしましょう。
スタイリング剤に使用されている成分の付着によって頭皮ニキビが悪化する恐れがあります。
職業柄やどうしても使用しなければいけない場合には、根本にはスタイリング剤をつけないように髪の毛をセットし、頭皮ニキビをケアしてあげましょう。
◇刺激性の強いシャンプーは使用しない
頭皮ニキビができている間は、刺激性の強いシャンプーの使用はなるべく避けましょう。
頭皮ニキビのできている部分が染みるというのはもちろんなのですが、頭皮ニキビの炎症が刺激されてさらに悪化する可能性があります。
また、シャンプーの際には頭皮ニキビになるべく手が当たらないように気を付けることを忘れないようにご注意ください。
■なかなか頭皮ニキビが治らない時はどうすればいい?
上記のような気を付けたいポイントを守っているにもかかわらず、長期間にわたって頭皮ニキビが治らないということがあります。
最後に、頭皮ニキビがなかなか治らない時にはどうすればいいのかをご紹介します。
◇ビタミンを意識した食事を摂る
ビタミンCには皮脂の過剰分泌を抑える、ターンオーバーの正常化を促す、抗酸化作用など、頭皮ニキビを治すための働きが期待できます。ビタミンC以外にも、ビタミンB、ビタミンE、ビタミンAなどもニキビに対して有効とされています。
ビタミンを意識してバランスの良い食事を心がけましょう。
◇睡眠時間の確保
充分な睡眠時間を確保することで、頭皮のターンオーバーの正常化が期待できますので、夜はしっかりと寝ることを意識しましょう。
また、睡眠時間だけではなく、睡眠を良質にできるとさらにいい効果が見込めます。
良質な睡眠を取るためには、適度な運動やアルコールを避けるなど、生活の見直しが必要な場合もあります。
◇治らない・悪化するのであれば皮膚科へ
どうしても長期間治らない、治るどころか頭皮ニキビが悪化しているのであれば、皮膚科を受診しましょう。病院であればきちんと一人ひとりにあった治療・処方箋を出してくれますので、早期解決が見込めます。
もちろん、頭皮ニキビができてすぐに病院に行くのがベストではありますが、仕事の関係などで難しい方も多いかと思いますので、おかしいと感じたタイミングで受診をおすすめします。
■まとめ
頭皮ニキビができてしまった際には、なるべく触らず、刺激を与えないことが早く治すためのポイントです。また、栄養のバランスを意識した食事や、規則正しい生活リズムも早く治すためにはポイントとなってきます。
痛みが激しい場合や、なかなか頭皮が治らない場合には、皮膚科への受診をおすすめします。