冬になるにつれて寒さが増すとともに、気になるのが「静電気」です。
毎年、髪の毛の静電気対策で頭を抱えている方も少なくないのではないでしょうか。
そこでこの記事では静電気によって髪はどんな影響を受けているのか、静電気から髪を守る方法などをご紹介します。
冬だから仕方ないと諦めず、静電気から髪を守って美しい髪をキープしましょう。
INDEX
■そもそも静電気とはどんなもの?
まずは静電気とはそもそも何なのか、なぜ髪にも静電気が発生するのかを簡単にご紹介します。
静電気とは、プラスとマイナスのバランスが崩れた状態の電気のことを指します。
学校で習ったことをなんとなく思い出す方も多いのではないでしょうか。
髪をブラッシングすると髪が広がるのは、プラスに帯電したブラシとマイナスに帯電した髪の毛が反発することによって起こっています。
電気が異なる性質のものに触れたり近づいたりすると、プラスとマイナスがバランスを取り戻そうとして、パチっと指先に静電気を感じたり髪が顔にまとわりついたりするわけです。
空気が乾燥していると静電気が発生しやすく、室内も室外も乾燥しやすい冬は特に静電気が気になるようになります。
■静電気は髪にどのような影響がある?
続いてはそんな静電気が髪に与える影響について見ていきます。
顔周りに髪がまとわりついて煩わしいという生活の中で感じているストレス以外にも、実は静電気によって髪や頭皮には悪影響が発生している恐れがあります。
◇髪表面のキューティクルがはがれやすくなる
髪に静電気が発生していると、髪表面を覆っているキューティクルがはがれやすくなります。
ご存じの方が多いかと思いますが、キューティクルはきれいな髪をキープするうえで非常に重要な要素のひとつです。
キューティクルが整っている髪は、髪が自然につややかに見え、髪同士の引っ掛かりが少なくサラサラ、つまり多くの女性が目指している理想の髪ということです。
一度キューティクルが乱れてしまうと、髪内部の水分の流出や髪同士の摩耗でさらにダメージが進行しやすくなり、どんどん悪い方向へと向かってしまう恐れがあります。
ダメージを受けた髪をケアすることはできても元に戻すことはできないため、なるべくキューティクルを乱さないことが重要です。
そのため、静電気を防ぐことはキューティクル、美しい髪を守るためには必須といえます。
◇頭皮トラブルを引き起こすおそれがある
静電気は髪(キューティクル)のみではなく、頭皮にも悪影響を及ぼす可能性があります。
髪に静電気が溜まっていると小さなちりやほこりを引き寄せてしまい、ちりやほこりには多様なウイルスが付着しており、最悪の場合は頭皮トラブルを引き起こしてしまうおそれがあります。
頭皮の炎症などは抜け毛の影響にもなりますので、やはり静電気対策はしておくに越したことはないといえます。
■髪の静電気の発生を抑える対策方法
ではどうすれば髪に静電気が発生しないのか、その対策方法をご紹介します。
◇室内の湿度を上げる
冒頭でも触れたように、空気が乾燥すると静電気が発生しやすくなりますので、室内にいる時は加湿器などをつけて湿度を上げることを心がけましょう。
加湿器の準備がない場合は、濡れたタオルを部屋にかけておくだけでも湿度を上げることができます。
冬に流行しやすいインフルエンザウイルスも高湿度だと感染しにくくなるとされており、室内の加湿は静電気対策のみにとどまらないため、ぜひおこなうことをおすすめします。
◇髪の毛自体の湿度を保つ
室内の湿度と同じく、髪の毛自体の湿度、つまり髪の潤いを保つことも静電気対策では大切です。
湿度を上げられる室内では静電気が気にならなくても、外に出たときに静電気が気になるという方は髪の潤いが足りていないかもしれません。
適切なヘアケアやシャンプーに変えるなどして髪の潤いをキープしましょう。
◇ブラシを変えるなどのブラッシング時の摩擦対策
多くの方が使用しているプラスチック製のブラシは人の身体に帯電する電気とは反対の性質を持っていますので、ブラシを木製や静電気対策用のブラシに変えることで静電気の発生が抑えられます。
木製のブラシはなかなか見つからないかもしれませんが、コーム(くし)であれば比較的簡単に見つかりますので、ぜひ試してみてください。
ネットショップなどであれば、簡単に見つけられます。
◇体内の電解質のバランスを取る
静電気を発生させることなく電気を水に溶かすことのできる電解質を含んだイオン水を飲む対策法もあります。
人の身体に発生しやすい性質の電気と反対の性質を持ったイオン水を飲むことで静電気の発生が抑えられるようになります。
◇着る洋服を工夫する
着古した服やポリエステルなどの服は非常に静電気が発生しやすい特徴を持っています。
ニットの服を脱ぎ着したときに静電気が発生した経験をお持ちの方は非常に多いと思います。
ウールとナイロンの組みあわせなど、静電気を発生しやすくする素材組みあわせがありますので、着る服を工夫することで静電気を対策できます。
■静電気対策にプラスして、シャンプーを変えることで頭皮ケアを!
静電気による髪・頭皮へのダメージに、静電気の対策だけでなく、頭皮を守ることができる低刺激なシャンプーの使用もおすすめです。
■編集部おすすめ「kurokamiスカルプ」
「kurokamiスカルプ」は、シャンプー1本で6つの機能があり、保湿力も非常に高いため髪をしっとり仕上げてくれます。
シャンプーで頭皮の汚れをスッキリ洗い流し、それに加えて適切に髪を乾かすことで、頭皮への負担を減らすことを意識しましょう。
髪の静電気が気になるに人にはぴったりのシャンプーですので、ぜひkurokamiスカルプを試してみてください。