日差しの強い夏は気を付けていても、いつの間にか身体は日焼けしています。
後悔することのないよう、美白アイテムでしっかりケアしておきたいものです。
そこで今回はボディ用美白アイテムの成分はもちろん、お手入れのタイミング・塗り方までしっかり解説します!お顔だけではなく、身体もしっかり美白ケアしましょう。
INDEX
■ボディケアで美白を目指すならお風呂上りがおすすめ
ボディケアで身体の美白を目指すなら、お風呂上りのお手入れがおすすめです。
その理由を5つの観点から説明しましょう。
◇お風呂が生む透明感
くすみ・にごりのない透明感のある明るさは、美白肌の必須条件。
透明感を手に入れるには、代謝を整え、血液を滞りのない状態にすることが大切です。
お風呂に入って温められた身体は、血行促進され末端まで血液がめぐり、酸素・栄養が届きやすくなります。同時に、体中の老廃物が排出されやすくなり、全身の新陳代謝が促進、透明感のある肌に近づけるのです。
◇美白印象を左右する均一感
実は、肌の色そのものより、色むらの有無が美白印象を決定付けます。
色むらは、くすみ・にごりと同じように、代謝の低下が原因です。入浴で代謝を高めれば、肌の色むらは均一に整います。また、お風呂では、冷えによる滞りも緩和されるでしょう。
バスタイム中のリラックスした状態でおこなうリンパマッサージも、均一感を得るには効果的です。お湯の中で、首・耳の後ろ・鎖骨などを軽くマッサージをします。血流も増えているため、リンパの流れはスムーズになり、顔色が均一に整うはずです。
◇水分がもたらす潤い
お風呂上がりの肌は、一時的に水分を含んでとても明るくなります。
これは、お風呂につかることで、角質に水分やNMF(天然保湿因子)などが入り込むからです。
角質に水分が含まれているうちにすみやかにボディケアをおこない、潤いを閉じ込めましょう。
お風呂上がりの明るさがキープできれば、美しく白い肌の印象は高まります。
◇キメが整った滑らかさ
お湯に肌をつけ置くことで、毛穴や汗腺などに詰まった汚れが優しく取り除かれます。
そうするとキメが整って毛穴が目立たなくなり、肌の表面が滑らかになるのです。
◇血色のいいピンク肌
お風呂上がりの、奥に血色が透けるピンクの肌は美白肌の理想形でしょう。
お風呂の水圧効果・温熱効果・浮力効果は、どれもが血流をアップさせます。
水圧で横隔膜が押し上げられて呼吸数が増加、心臓はより活発に働いて心肺機能が高まり、血流が促進されます。血液が体内を一周する時間はおよそ1分間と言われています。例えば20分間お風呂につかると、温まった血液が体内を20周し、血行が促進されることになります。
また同時に固くなっていた筋肉が浮力効果でほぐれ、さらに血流もアップします。
以上のように、お風呂に入ることには想像以上の美白効果がありますよね。血流が良く水分をたっぷり含んだキメの整った肌は、美白アイテムの効果を最大限に引き出してくれるはずです。
お風呂では内側から、美白アイテムで外側から、ダブルのケアはきっと高い効果を期待できるでしょう。
■効果的にボディケア!ボディケアアイテムの効果的な塗り方とは
お風呂から上がったら、まずは化粧水で水分の補給。それからボディクリームで肌にフタをしてあげます。ボディクリームは、塗り方にコツがありますから、注意してください。
◇右足から塗る
心臓から一番遠い右足から保湿クリームを塗りましょう。
ひざの裏の血液を流すように塗り始め、股の付け根まで塗ります。
左足も同じように塗ったら、おなか・手・背中・デコルテと進みます。リンパをマッサージしながら保湿もおこなうイメージです。
◇気になる部分は重ね塗り
乾燥してカサカサしている部分があれば、他の部分より丁寧に重ね塗りをします。
◇タオルで拭き取る
最後は余分なクリームをタオルで拭き取ります。
しっかり皮膚の細かいところまで塗れていれば、拭き取っても、しっかりフタがされている状態がキープされるはずです。
■ボディケアで美白を目指すなら成分が重要
ボディケアを選ぶ際は、成分に注目しましょう。美白効果が期待できる成分を紹介します。
効果の程度は個人差がありますので、いくつかのアイテムにチャレンジして自分に合うものを見つけるのがおすすめです。
◇ピンポイントのハイドロキノン
ハイドロキノンは、シミを作る工場「メラノサイト」そのものを破壊し、シミを作る酵素「チロシナーゼ」の働きを邪魔します。ピンポイントで効果を発揮するタイプです。
刺激が強い成分なので、必ずパッチテストをしてから使いましょう。
◇総合力のプラセンタ
プラセンタは胎盤で母親の胎内で胎児をつなぎ、発育させるための器官ですから、健康に必要な多くの栄養素が含まれています。プラセンタが美白に効果があるのは、この豊富な栄養素によるもの。特有の成長因子・酵素類などが肌のターンオーバーを整え、肌の疲労・老化を防ぎ、メラニンの生成を抑制します。
総合力で美白効果を発揮するタイプと言えるでしょう。
◇日本らしいコウジ酸
日本酒造りをおこなう杜氏(とうじ)の手は、透き通るように白く、美しいものです。
麹の発酵過程で生みだされる発酵代謝物質「コウジ酸」は、メラニンを作る酵素チロシナーゼの働きを抑えることが突き止められています。
杜氏の手の美しさから発見につながった、日本らしい美白成分です。
■まとめ
いかがでしたか?ボディにもしっかり美白ケアをおこない、美しい身体をキープしたいところ。美白ケアは、透明感・均一感があり、水分をたっぷり含み、キメが整い血色の良い「お風呂上がり」が最も効果的です。お風呂上がりは、温熱効果で内側からの美白効果が高いタイミング。この状態を閉じ込める気持ちで外側からお手入れしてください。
リンパを流すように、心臓から遠いところからクリームを塗り込んでいきます。
美白成分の効き方は人それぞれです。いくつか試して自分にぴったりのアイテムを見つけてくださいね。