乾燥肌とは、肌が本来持っているバリア機能が弱まって乾燥しやすくなったお肌のこと。乾燥肌になると1年を通して肌の状態が安定しなかったり、化粧に時間がかかったりと大変ですよね…。
そこで本記事では、「乾燥肌が原因で化粧が上手くのらない」という人に向けて、乾燥肌向けのベースメイク方法をご紹介します。化粧のりを良くして肌の透明感を高める方法についても触れているので、ぜひ参考にしてくださいね。
INDEX
■【乾燥肌向け】ベースメイクのやり方
乾燥肌の人は、とにかく肌に潤いを与えられるベースメイクをすることが大切です。
化粧下地やファンデーションは保湿力に優れたアイテムを選んで、化粧しながら肌に水分を与えられる環境をつくってあげましょう。
まずは、乾燥肌でもしっとり馴染む化粧下地や、ファンデーションの乗せ方をご紹介します。
◇化粧下地のおすすめの乗せ方
化粧下地はムラなく薄く伸ばすのがポイントです。スキンケア後すぐに化粧下地を乗せると、顔に残った水分や油分が原因で、ムラになりやすいため気をつけてください。水分が肌に馴染んだら、以下のステップで化粧下地を乗せていきましょう。
1.化粧下地を適量手に取り、おでこ、両頬、鼻、あご、乾燥が気になる場所におく
2.顔の内側から外側(フェイスライン)に向かって、化粧下地を軽く伸ばしていく
3.目元周辺や小鼻は指先で丁寧に伸ばす
4.手のひら全体で肌を押さえて馴染ませ、ムラやべたつきがないか確認して完了
化粧下地には、くすみや赤みを抑えてカラーコントロールしてくれるもの、毛穴の凹凸をカバーしてくれるもの、肌に潤いを与えてくれるものなど、さまざま種類があります。乾燥肌の人は保湿力に優れた化粧下地を選んで、化粧しながら肌に潤いをチャージできるようにしましょう。
◇ファンデーションの乗せ方
乾燥肌の人は、保湿成分が多く配合されたリキッドファンデーションがおすすめです。リキッドファンデーションを使っても頬や鼻の皮むけ・粉吹きが目立つという人は、リキッドファンデーションに普段使っている乳液を、7:3程度の割合で混ぜて使うと保湿力がぐんとアップします。
乳液を混ぜて使う場合は、ファンデーションのヨレ・ムラを防ぐためにも、化粧水のみでスキンケアをすませておいてくださいね。
リキッドファンデーションの上手な乗せ方は、化粧下地の塗り方にプラスアルファ加えた手順です。
1.『化粧下地の乗せ方1~3』と同様にリキッドファンデーションを乗せる
2.パフで顔全体をポンポンと優しく叩いて、余分なリキッドファンデーションを取り除く
3.目元周辺や小鼻もパフで丁寧に抑える
4.ムラやヨレがないか確認して、完了
リキッドファンデーションは肌に潤いとツヤを与えてくれる優れもの。「乾燥はさせたくないけどツヤ感やテカりを抑えたい」という人は、仕上げにフェイスパウダーを顔全体に乗せれば、保湿しながらマットな仕上がりにできますよ。
■【乾燥肌向け】メイク直しのやり方
乾燥がひどいとファンデーションの粉吹きが気になりますよね。しかし、保湿力高めの化粧下地やファンデーションを使うと、夕方には頬はカサカサ、Tゾーンはテカテカ…なんてことも。
また、化粧した状態で肌が乾燥すると、ファンデーションがヨレたり、毛穴落ちが目立ったりします。そのまま化粧直しをすると、よけいに化粧が崩れてしまうこともあるため、まずは肌に浮いた余分な皮脂・油分をティッシュなどでオフしておくことがおすすめです。
化粧直しの準備が整ったら、乾燥肌でも失敗しにくい、以下のメイク直しを試してみてください。
◇フェイスミストで潤いをプラス
顔全体にフェイスミストをかけたら、ハンドプレスで軽く肌に馴染ませます。フェイスミストを使うと、乾燥した肌もすばやく潤せるので、お直しのパウダーを乗せても粉吹きの心配がありません。
◇化粧崩れは部分的に!
おでこ、小鼻、頬、目元、口元など、ベースメイクが崩れる場所には個人差があります。
化粧直しの際は崩れたポイントを部分的に直すようにすることで、他の部位の乾燥を防げます。特にファンデーションやフェイスパウダーは肌を乾燥させやすいので、化粧直しで顔全体に伸ばしてしまわないよう注意してください。
◇乾燥が気になる場合はオイルでカバー
すでに粉吹きや皮むけをしてしまっている箇所には、保湿力のあるオイルを使うのがおすすめです。コットンに少量の水とオイルを含ませたら、乾燥が気になる部分に優しく馴染ませましょう。「頬は乾燥するけどTゾーンはオイリー」という人は、顔全体にかかりやすいフェイスミストよりも、オイルで部分的にカバーしたほうがきれいに仕上がりますよ。
■【乾燥肌向け】化粧のりを良くする方法
乾燥肌の人も、いつものスキンケアに一工夫するだけで翌日の化粧のりをワンランクアップさせられます。以下では、化粧のりを良くするための「メイク前のケア」、「寝る前のケア」について見ていきましょう。
◇メイク前のケア方法
メイク前は、「きちんと汚れを落とす」、「徹底的に保湿する」ことが大切。肌の汚れがきちんと落ちると化粧水や美容液が浸透しやすくなり、肌内部まで水分や美容成分がいきわたります。
また、スキンケアを手短にすませる人も多いかもしれませんが、乾燥肌なら化粧水を2度塗りしたり、コットンパックをしたりするのが理想です。
特に乾燥が気になる目尻や口元、頬などには、美容オイル1滴を薄く伸ばしておくと粉吹きしにくくなりますよ。
◇寝る前にできるケア方法
寝起きの肌をモチモチ・プルプルの乾燥知らずにするには、寝る前のケアも欠かせません。寝ている間はクリームやマスク、美容液を使うと肌にたっぷりの潤いをチャージでき、その日に受けたダメージもケアすることができます。べたつきが苦手な人はスキンケアできるナイトパウダーを使えば、さらさら肌が長続きしますよ。
■まとめ
乾燥肌の人は、高い化粧品をあれこれと買い替えるよりも、ベースメイク前のケアや寝る前のケアに力を入れてみてください。
そうすることで潤った肌が長続きして、乾燥による悩みも解消できますよ。潤い重視のベースメイクで、この冬は乾燥知らずのお肌で乗り切りましょう。