くせ毛には主に4つの種類があり、それぞれに特徴があるため自身のタイプを理解することから始めましょう。くせ毛のタイプを理解したうえ、自宅でくせ毛を直す方法と、美容院に行く際に押さえておきたいポイント紹介します。
■一括りにくせ毛といっても実は4種類も存在する!
くせ毛は、主に波状毛、捻転毛、連珠毛、縮毛の4つに分類されることが特徴です。
波状毛とは大きくウェーブするくせ毛のことであり、ウェーブのかかり方は個人差がありますが、ゆるいウェーブがかかっているくせ毛や細い縮れたウェーブがかかっている人もいます。波状毛は他のくせ毛の種類と比較してもセットしやすいうえに、髪のツヤがある種類です。お手入れや、スタイリングをおこなうことでストレートにもしやすく、巻き髪も作りやすいでしょう。
捻転毛は髪がねじれている状態であり、1本の均一ではありません。捻転毛は全体が広がりやすい特徴がありますが、波状毛と同様にお手入れや、ヘアスタイリングをおこなうことで、まとまったヘアスタイルを作りやすいです。
髪がストレートではなく、太さが均一でないため光が乱反射し、ツヤが出にくいことが特徴ですが、アイロンを使用したり、ブラッシングをおこなったりすることで、ツヤを出せます。
連珠毛は、髪1本1本に玉ができているような状態の特徴的なくせ毛です。全体的に非常にボリュームが出てしまい、パーマやカラーをしていない人でも傷んでいるように見えてしまいます。さらに、痛みやすいのでしっかりとお手入れをすることが重要です。またボコボコと玉ができて、髪1本1本に複数の玉のような凹凸があるため、引っ張ると切れやすいのでツヤを出しにくく、スタイリングも難しいでしょう。
縮毛は、縮れているアフロヘアが代表的です。外国の方に多いですが、日本人の縮毛には髪の毛が細い縮毛の人もいます。髪が縮んでいるためボリュームは出しにくく、ツヤも出ないうえ、ストレートにしたい場合にはスタイリングに非常に時間がかかることが特徴です。
■家でできるくせ毛の直し方
くせ毛に限らず髪は温めて乾かすのではなく、風を使用して乾かす方法が傷みにくいため、風量のあるドライヤーを使用して根元からしっかり乾かすことがポイントです。ドライヤーをする際にはブラシを使用せず、手櫛で髪をほぐしながら乾かします。根元を引っ張り、毛先を握って乾かすことで、ある程度スタイリングしやすい状態になるでしょう。
髪は睡眠中にダメージを修復し、成長します。そのため就寝中に頭皮に汚れが残った状態では、健康な髪を維持できません。また、1日の汚れが付着した状態では枕も汚れてしまい、うつ伏せになった際に顔に汚れが付着して肌トラブルを起こす場合もあります。
さらに、忙しい朝の時間帯にシャンプーをすると、地肌を強くこすったり、雑にすすいだりといった洗い方をしてしまう可能性が高いです。
しっかりと夜に髪を洗い、可能な限り早く乾かして、就寝中は清潔な髪で寝るように意識しましょう。髪を洗う際にはトリートメントをすることで指通りも良くなり、スタイリングしやすくなります。
■くせの強いくせ毛は美容院に!
ストレートパーマは、髪のくせが直らない、すぐに効果がなくなってしまうといったケースも多いです。もともと、ストレートパーマはくせ毛を矯正するものではなく、1度おこなったパーマを元のストレートな状態に戻す際に使用されます。
全体のボリュームダウンを目的として利用されるケースもありますが、くせ毛を矯正できるものではありません。そのため、くせ毛を伸ばしたいのであれば縮毛矯正をおこない、くせ毛の程度によってはストレートパーマなどを利用するようにしましょう。
髪が濡れているとくせが出やすい髪質の人は、遺伝的なくせ毛、遺伝的な髪質である可能性が高いので、シャンプーやトリートメントなどでくせ毛を治すことは難しいといえます。
遺伝的な髪質であれば、美容院で縮毛矯正をおこなう方法が有効です。縮毛矯正は遺伝、頑固なくせ毛もストレートにする効果が期待できます。
しかし、現在生えている髪の毛を矯正するので、新しく生える髪はくせ毛の状態で生えてしまう点に注意が必要です。
さらに、縮毛矯正は髪に負担がかかるので、施術をした後は美容院でトリートメントを使用するなど通常よりも丁寧にヘアケアをおこないましょう。ただし、髪がダメージを受けていると施術できないケースもあるため、美容院で相談する必要があります。
■まとめ
くせ毛は治せないものであると諦めている人も多いですが、アイロンやストレートパーマなどを使って直したり、スタイリング方法を身につければ、ストレートヘアを目指すことは可能です。
さらに、くせ毛の原因を解消するためにシャンプーの方法やドライヤーの当て方などを改善することで、頑固なくせ毛を矯正できる可能性もあります。現在使用しているシャンプーやトリートメントを見直し、髪や頭皮の状態を確認したうえで、くせ毛の種類ごとに改善方法を検討しましょう。