抜け毛に悩む女性は意外に多いものです。今回は、まず女性の抜け毛の原因を探ります。
抜け毛をケアするには、まず頭皮のタイプを把握することが大切になります。その上でシャンプー選びや洗い方にも大切なポイントが!
抜け毛で悩む女性におすすめのアイテムもご紹介しますので、あなたの悩みの解決にお役立てください。
この記事の監修者:宇井 千穂 院長(やさしい美容皮膚科・皮フ科 秋葉原)
元準ミス日本。全日空客室乗務員を経て、皮膚科医としてアトピー性皮膚炎を中心とした皮膚疾患を診療。本や雑誌の執筆をはじめ、web雑誌での連載やサプリメント・化粧品の監修などでも、多方面に活躍の場を広げている。女医+(じょいぷらす)所属。
INDEX
◾️女性の抜け毛で多い要因とは
女性の抜け毛はどのような原因で発生することが多いのかを解説します。
ご自身に該当する項目があれば、注意が必要になりますのでチェックしてみてください!
◇加齢の影響
30代に入ると、髪の元を作る毛母細胞および毛母細胞を作る工場が弱体化していきます。
30代後半あたりからは、髪の質が変化。ツヤが減少し、うねりが発生します。
40代には分け目の薄さや全体のボリューム・コシの減少など、年齢とともに気になることが増え、不安が本格化する方が多いようです。
◇ダイエットやストレス
若い世代でも、無理なダイエットや仕事のストレスなどで薄毛になる方がいるようです。
生活習慣の乱れからくる抜け毛と言えるでしょう。
◇頭髪のダメージ
カラーリングや強いパーマなどは、どうしても薬剤の刺激が強く、繰り返しおこなうと毛根にダメージが残り、抜け毛の原因となります。
シニヨンやポニーテールなど、同じヘアアレンジを続けたことで同じ場所に負荷がかかり、抜け毛になってしまうケースもあるようです。
またはダメージによって髪が切れてしまうことでボリュームダウンにつながることも。
◇季節的な抜け毛
季節の変わり目に抜け毛が増加するケースです。特に紫外線ダメージを受けた夏の終わりは抜け毛が増える傾向です。ヘアサイクルとして正常な人でも起こる自然現象でもあります。
◾️まずは頭皮のタイプを把握しましょう!
女性の頭皮タイプは大きく2つに分かれます。タイプによってケア方法が違ってきますので、自身の頭皮タイプを把握することはとても重要です。
◇脂性頭皮タイプ
毎日シャンプーをしても頭皮がベタベタしがちで、顔もオイリーな人に多いタイプです。
過剰分泌された皮脂が毛穴に入り、毛母細胞の成長を阻害してしまうリスクがあります。
脂漏性脱毛を起こす可能性もあるでしょう。
◇乾燥性頭皮タイプ
小さなフケが出て髪がパサつき、顔もカサカサしている人に多いタイプです。
頭皮は乾燥した状態が続くと、かゆみが発生したりフケが出ることがあります。
毛穴に詰まったフケが原因で雑菌が繁殖し、抜け毛を引き起こしたり、髪の成長を妨げて髪を細くするリスクもあります。
◾️頭皮ケアとボリューム感UPのためのシャンプー選びとは
シャンプーは、髪の土台でもある「頭皮環境」を整える重要なステップです。
ハリコシのある、健康な髪を育てるためには、シャンプー習慣を見直すことも重要です。
シャンプーを選ぶときのポイントを紹介しますので参考にしてください。
◇アミノ酸系の洗浄剤
適度な洗浄力がありながら、低刺激のアミノ酸系洗浄剤が含まれるシャンプーなら、頭皮を優しく洗い上げます。特に乾燥しやすい人は洗浄力の強いシャンプーで、頭皮にダメージを与えている可能性があるので見直しも大切です。
◇ノンシリコン
シリコン成分は頭皮に残りやすいので、有効成分の浸透を妨げてしまうこともあります。
ノンシリコンシャンプーなら、頭皮にシリコン成分が残りにくく、有効成分の浸透を妨げる心配を軽減してくれるでしょう。
◇頭皮ケア成分の含有数
洗浄成分を含め保湿に特化した内容かなど、頭皮環境を整える成分や配合のシャンプーがおすすめです。
◾️<<編集部おすすめ>>人気ブランドharuの「kurokamiスカルプ」
髪の悩みをたどると、頭皮ケアの観点が重要になることがほとんど。頭皮ケアのために作られた100%天然由来のシャンプーを試すのも手です。
◇正しいシャンプーの手順
1.ブラッシングで髪と頭皮の汚れ・ホコリを落とし、お湯の通りを良くしておきます。
2.指の腹を使って、頭皮・毛髪を1分以上かけてしっかり予洗い。
こうすることで適量のシャンプーで十分泡立ち、頭皮・毛髪への負担が減らせます。
3.シャンプーを手のひらでよくなじませ、泡立ててから頭皮につけます。
髪につけてからゴシゴシ泡立てると、キューティクルを傷つけてしまうので注意してくださいね。
4.指の腹で頭皮を動かすようにマッサージ洗い。頭皮にダメージを与えてしまうので、決して爪を立ててはいけません。
5.流し残しのないよう、丁寧に洗い流します。
特に、襟足・耳の裏・フェイスラインに気をつけましょう。
6.トリートメント・コンディショナーは、ヌルヌルを感じなくなるまでしっかりすすぎます。(kurokamiスカルプはコンディショナー不要)
7.濡れたままだと頭皮に雑菌が繁殖します。タオルドライの後はドライヤーでしっかり乾かしましょう。
◇香りもステキなkurokamiスカルプ
編集部のおすすめは100%天然由来で、33種のエイジングケア成分が配合されたharuのシャンプー。
古い角質をやわらかくし、ヤシ由来の優しい成分が汚れを洗い流します。
髪の元になるアミノ酸も補給。リンス不要で、潤いを守りながら汚れを落とします。頭皮のフケ・かゆみ・ニオイが気になる方にもおすすめ。
また、リラックスできる柑橘系の香りは、毎日のシャンプータイムを楽しい時間にしてくれるでしょう。
◾️まとめ
女性の抜け毛の原因は加齢だけではありません。
頭皮のダメージ、ダイエットやストレス、季節変化、パーマやヘアアレンジも原因になってしまいます。
まずは自身の頭皮タイプを把握し、タイプに合ったシャンプーを選びましょう。
正しい洗髪の仕方や日常生活の見直しなどで、土台からケアをすることが大切です。