いつもキューティクルが整った綺麗な髪でいたいと思いながらも、特別なヘアケアまではできていないという方は多いのではないでしょうか?
この記事では、キューティクルを守って美しい髪をつくるためのポイントを3つご紹介します。これからヘアケアを始めたいという方はぜひ参考にしてください。
INDEX
■そもそもキューティクルってなに?
そもそもキューティクルとはなにかご存じでしょうか?まずはシャンプーのCMなどでもよく耳にする「キューティクル」についてご紹介します。
私たちの髪は3つの層が重なってできており、その1番外側の部分をキューティクルと呼びます。キューティクルはうろこ状に並んでおり、規則正しく並んでいるのが「キューティクルが整っている」と呼ばれる状態です。
主に硬質タンパク質でできているため硬いのですが、摩擦に弱く脆いという性質ももっています。そのためゴシゴシ髪を洗うことでキューティクルが乱れることや、高温のヘアアイロンを使うことで溶けてしまうこともあります。
キューティクルが乱れていると髪のパサつきやツヤ不足になり、さまざまな髪トラブルの原因にもなりかねません。
高温のヘアアイロンや刺激の強いシャンプーの他にも、紫外線や間違ったドライヤーのかけ方、パーマやカラーもキューティクルが乱れる原因となってしまいます。
■キューティクルを守って美髪をキープ!毎日の習慣3つ
キューティクルを守って美しい髪をつくるために習慣化したい毎日のヘアケアをご紹介します。
意識するポイントは主に3つあります。
◇濡れた髪はすぐに乾かす!
髪は濡れていると傷みやすいため、お風呂上りなど髪が濡れている状態はなるべく避け、すぐに乾かすことが大切となります。
疲れているときなど、そのまま寝てしまいたいときもあるかと思いますが、髪が濡れたまま寝るとキューティクルがはがれてしまう原因になるので、しっかりと乾かすのが好ましいですね。
タオルドライもゴシゴシこすらず、タオルで水気を吸い取るように優しく挟み込んで乾かすのがおすすめです。
また、ドライヤーを使うときには、「ドライヤーの温度を上げすぎない」「1箇所に集中して風を当てない」「冷風と温風を交互に当てる」の3つを意識しましょう。
ドライヤーの温度が高く、1箇所に集中して当てるとキューティクルが傷んでしまうため、風を当てる場所を動かしながら乾かしていくとドライヤーの熱から髪を守ることができます。
◇紫外線から守るために髪にも日焼け対策を!
髪にとって紫外線は大敵で、髪や頭皮も肌と同じように日焼けをします。
肌の場合は新陳代謝で新しい肌に生まれ変わりますが、髪にはそういった機能がないため、一度傷んでしまうと元に戻すことはできません。
そうならないためにも帽子をかぶる、日傘を差す、UVケアができるヘアスプレーを使うなどして紫外線から髪を守るようにしましょう。
◇ブラッシングで頭皮と髪の汚れを落として絡まりもケア!
シャンプーの前には、ブラッシングで頭皮と髪の大まかな汚れやほこりなどを落とす習慣をつけましょう。
私たちの髪には目には見えない汚れがついているので、シャンプー前にブラッシングをすることで髪の汚れが取れ、髪の絡まりなども防ぐことができます。
また、ブラッシングの刺激が頭皮の血行を促す作用もあるため、健康な髪をつくるためにも毎日のケアとして習慣化をおすすめします。
■キューティクルを修復することはできる?
脆く傷つきやすいキューティクルですが、はがれてしまったり開いてしまったりした場合に、修復することは可能なのでしょうか。
キューティクルが開いているだけであれば修復することが可能です。
開いたキューティクルを修復するにはシャンプーやトリートメントで栄養補給をして、キューティクルを閉じさせることが原則となります。また、シャンプーの後にはオイルを使って髪の外側を保護することも大切となります。
そのほかにも普段の生活の中で、キューティクルを修復するために心がけたいポイントはいくつかあります。
・質の良い睡眠をとる
・髪の成長に必要な栄養素を多く摂る
・適度な運動を心がける
これらは健やかな髪をつくるのに欠かせません。
キューティクルの整った髪をつくるには正しい生活習慣を送るように意識しましょう。
しかし、キューティクルが溶けてしまった場合や、はがれてしまった場合の修復は難しく、新しい毛が伸びるのを待つしかありません。
一度はがれてしまったキューティクルは元に戻せないため、普段の生活でもヘアアイロンの使用を減らす、温度を低くする、髪に刺激を与えないなど、なるべくキューティクルを傷めず悪化させないように意識しましょう。
■まとめ
キューティクルは脆くて傷つきやすいため、簡単に傷んでしまいます。
一度はがれたり溶けてしまったりしたものは修復できないため、美しい髪をつくるためにはキューティクルにダメージを与えないことを普段の生活から意識することが大切です。
紹介したキューティクルを守るヘアケアも、ぜひ参考にしてみてください。