ボディケアは、クリームを塗るだけで十分だと思っていませんか。
実は、お顔のお手入れ同様、ボディもお手入れには化粧水が重要なのです。
今回の記事ではボディケアに化粧水を使うメリットをまとめました。
もちろん、化粧水を購入するときのポイントもお伝えしますので、ぜひ参考になさってください。
INDEX
◼️ボディケアが必要な理由
ボディの肌トラブルの原因は、とても広範囲にわたっています。
下着による長年の摩擦や、傷あと・やけどあとなどがあります。
間違った知識での日焼けケアなどもトラブルの原因になるそうです。また肌は、日常生活を送るだけでも乾燥します。紫外線の影響や生活習慣が原因となるからです。しかも、年齢とともに肌のバリア機能は低下。
外界からの刺激に対する抵抗力も若いころと比較になりません。お肌の乾燥は避けにくく、改善のためにはしっかりケアをおこなう必要があります。
◼️化粧水をボディケアに用いるメリットとは?
ボディケアで結果を出すためには、実は「化粧水」使いがポイントになります。
◇水分を与え閉じ込めて保湿
お風呂上がりにボディクリームを塗る行為は珍しくなく、実践している方が多いようです。しかしクリームを塗る前は、お顔同様に化粧水でお手入れするのが大切になります。
なぜなら、水分量が足りていない状態の肌にクリームだけ塗り込んでも、効果はあまり期待できないからです。まず化粧水で水分をしっかり補給し、肌をふっくらさせます。そのあとでボディクリームを塗ると、水分が油分で閉じ込められ、保湿効果が一気に高まります。
◇部分ケアでもOK
ボディにお顔と同じ化粧品を使うことには、抵抗がある方もいらっしゃるはず。
そんな方は、特に乾燥が気になる部分だけでも、化粧水+クリームのケアを始めましょう。
たとえば、脂肪があまりないひじやひざの関節は、物理的刺激が直接伝わってしまい、角質が厚くなりやすいパーツです。黒ずみに悩む方も多いでしょう。
ここを念入りにお手入れし、化粧水+クリームの成果を観察するのもいいかもしれません。
◼️ボディケア用の化粧水を選ぶコツとは?
健康な状態の肌の水分保持は、肌表面の皮脂や、角質層の細胞に含まれるアミノ酸といった天然保湿成分がサポートします。しっかり水分が保たれているお肌はバリア機能が向上し、刺激の影響を受けにくくなります。化粧水を選ぶときは、「角質層に潤いを届けられるかどうか」を判断基準に選びます。
逆に敏感になった肌は、水分をため込むための潤いをしっかり作れなかったり、ため込む機能自体が低下し、バリア機能が弱まってしまうのです。
乾燥による肌トラブルを防ぐには、肌の表面だけを保湿する成分ではなく、角質層にまで浸透して潤いを与える成分を毎日補いましょう。
◇角質層での潤いを期待できる成分
角質層に潤いを届けてくれる、美容成分を具体的に紹介します!
・プラセンタ
動物の胎盤から抽出したエキスです。アミノ酸・ミネラル・ビタミン・酵素などが豊富。
優れた保湿作用はもちろん、たるみ・シミ、敏感になった肌の改善が期待できる成分が含まれています。
・ヒアルロン酸
わずか1gで6リットルの水分保持力を持ち、角質層の水分量を高めながら、肌のなめらかさ・ハリを保つ保護膜を作ります。体内で生成できる成分ですが、その量は加齢とともに減少します。
・低分子コラーゲン
肌の奥深く「真皮」に存在し、肌のハリを保つのに欠かせません。ヒアルロン酸と同様に、加齢で減少し、たるみの原因になります。
化粧水であれば、粒子が細かく低分子化されたのものがいいでしょう。
・植物エキス
敏感になった肌のケアには、ラベンダーエキス、シソエキス、ユズセラミドなど、刺激の少ない植物エキスもおすすめです。抗炎症・抗老化・収れんなど、目的に合わせて選びましょう。
◇乾燥で敏感になった肌にはセラミドや和漢成分
乾燥によって皮膚の皮むけや炎症のダメージを受け、化粧水がしみてしまうのは、「乾燥性敏感肌タイプ」の特徴です。
度重なる炎症のダメージによって肌の保水機能は低下しやすくなります。
この場合は、水分保持機能を高める「セラミド」や、肌が本来持っている力を高める「和漢成分」を配合した化粧水が良いでしょう。
セラミドは肌に蓄えられる水分量を上昇させ、肌は乾燥しにくい状態へ導かれます。
肌そのものが持つ力を高める和漢成分もおすすめです。
特に、風邪薬の主成分にも使用されている「かっこん」は、皮膚に潤いを与え皮膚を柔軟にします。
◼️まとめ
外的要因や生活習慣、加齢によって乾燥してしまうお肌。バリア機能を失った肌は、これ以上の刺激で悪化しないよう、しっかりお手入れをする必要があります。
ケアの基本は化粧水+クリームで水分を補給して油分で閉じ込めること。
化粧水は角質層に潤いを与えてくれる成分が、しっかり配合されたアイテムを選ぶのがポイントです!