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日焼けしちゃった!スキンケアで老いダメージを無かったことに

日焼けしちゃった!スキンケアで老いダメージを無かったことに

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「小麦色の肌は健康的」だと、30代~40代女性が子供のころには、このようなことが言われていました。そして、それよりも少し若い世代の女性が学生のころにはギャル文化が流行し、「こんがりとした日焼け肌がきれい」とされた時期もありました。

しかし今の認識では、日焼けすることは肌へのダメージが大きいので、紫外線対策は欠かせないものとなっています。
それでもついつい日焼けしてしまった時にはどうしたらいいでしょうか?
ダメージを無かったことにできるスキンケアについて考えていきましょう。

 

この記事の監修者:宇井 千穂 院長(やさしい美容皮膚科・皮フ科 秋葉原)

元準ミス日本。全日空客室乗務員を経て、皮膚科医としてアトピー性皮膚炎を中心とした皮膚疾患を診療。本や雑誌の執筆をはじめ、web雑誌での連載やサプリメント・化粧品の監修などでも、多方面に活躍の場を広げている。女医+(じょいぷらす)所属。

■日焼けはなぜNGなの?

太陽の光に当たることで、細胞や皮膚などの生成が促されます。そのため、ある程度の日差しは健康のために必要ですが、肌の色が変化するまで日焼けすると、肌に大きな負担がかかってしまいます

なぜ日焼けがNGなのかというと、それは「紫外線が皮膚の深いところまで侵入する」からです。
紫外線は 波長の長さによって分けられ、中にはUVA(紫外線A波) UVB(紫外線B波)があり、特に紫外線A波は波長が長いため、皮膚の深いところまで届き、長年の蓄積によって皮膚組織を変性させます。その結果、たるみやしわといった肌老化を促してしまうのです。

そして紫外線B波は、メラニン色素が多い表皮層までしか届きませんが、紫外線の刺激によってメラニン色素が増加し、皮膚が赤くなる日焼けをもたらします。これによって、軽いやけどのようにヒリヒリとした痛みや皮むけといった症状が起こります。

日焼けは、肌が赤くなった数日後に黒くなるというも場合もあります。これは、表皮層を通過したA波の影響でメラニン色素が酸化し、一時的にメラニン色素が濃くなるため。その後、B波の影響でメラニン色素が増え、時間の経過とともに肌の褐色化が進むのです。

先ほど紹介したように、紫外線の影響によって肌のたるみやしわなどが起きてしまいますし、過去の日焼けがシミを生むこともあるため日頃の紫外線対策が大切になります。

■普段から保湿とUVケアをしっかりと!

普段から「紫外線に負けない肌」を作ることと、紫外線を予防することを心がける必要があります

◇紫外線に負けない肌作り

紫外線対策は非常に大切ですが、どんな日焼け止めグッズを利用しても、肌そのものの状態が悪ければ紫外線による影響を受けやすくなってしまいます。そのため、体の内側からも紫外線対策が大切!

まず、代謝を高め、肌の生成やサビない体づくりを促すビタミンCを積極的に摂取するのがおすすめです。これにプラスして、アボカドなどに多く含まれるビタミンE、パプリカやレモン、柑橘類の皮などに含まれるヘスペリジンなども摂取すると相乗効果が期待できます

また、普段のスキンケアで洗顔と保湿を丁寧に行いましょう。肌の水分量が十分であれば、肌の代謝が正常化しますし、丈夫な肌の場合は皮膚表面がバリアの役割も担うため、若干の紫外線であれば反射して防ぐことが可能です。

◇紫外線をしっかり予防する

紫外線対策として、日傘や帽子、UV対策用手袋を着用すること、日焼け止めクリームや下地などを利用することも大切です。

日焼け止めクリームには、紫外線吸収剤配合で肌に紫外線が侵入しないように守るケミカルタイプと、酸化チタンなどの鉱石粉末を配合して光の反射を促すことで肌を守るタイプの2つの種類があります。2つのうち、肌へ負担がかかりにくいのは、ノンケミカルタイプといわれる後者の日焼け止めクリームです。

日焼け止め効果は「SPF値」で表され、数値が高いほど効果は高いとされていますが、数値の高さよりもこまめな塗りなおしが大切です。1~2時間に1回ほどの頻度で塗りなおすと、日焼け止め効果を持続できます。

■日焼けしちゃった!その後のケア方法

どんなに紫外線対策を施しても、直射日光が降り注ぐ海辺や冬場のスキー場では日焼けしてしまいます。また、ちょっとの外出でも「うっかり日焼け」をしてしまうことがあるでしょう。

そんなときには丁寧なアフターケアを行うことで、日焼けダメージの進行が防げます。

◇クールダウンが基本

日焼けをしてしまい肌がヒリヒリする場合は、肌が軽度のやけどを負っている状態ですので、肌のヒリヒリやほてりが鎮まるまでクールダウンを行うことが大切です。

清潔なタオルを濡らして日焼けした部分に乗せ、肌の熱をとっていきましょう。このとき、タオルで肌をゴシゴシこすったり、氷枕・急冷グッズなどで肌を冷やしたりしてはいけません。肌への負担を避けるため、ゆっくり肌の熱をとっていくことが大切です。

また、体に熱がこもってしまうため、入浴も避けましょう。肌の炎症を引き起こすリスクもあるので、あれこれ使うスキンケアもお休みしてくださいね。
肌のほてりやヒリヒリが治まったら、化粧水をたっぷり使って肌を保湿します。

■まとめ

日焼けによるダメージは、老いを速めてしまいます。また、過去の日焼けも数年後にはシミになって現れることもあるので、普段からの紫外線ケアとスキンケアを入念に行いましょう。紫外線は1年中降り注いでいるので、毎日対策をするのが理想です。
うっかり日焼けしてしまった場合はぜひ今回の方法を実践してみてくださいね。

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