肌がカサカサして潤いがない。そんな乾燥肌にお悩みの方はいませんか?乾燥肌を改善するには、正しい情報をもとにお肌をケアする必要があります。この記事では、潤いのあるスベスベ肌を手に入れるために乾燥肌の症状や改善方法などをご紹介します。
INDEX
■乾燥肌の特徴的な症状とは?
乾燥肌と一言に言ってもさまざまな症状があります。次にご紹介する症状に心当たりがある場合は乾燥肌の可能性があります。
◇つっぱり感・かさつき・かゆみなどの症状がある場合は要注意
乾燥肌の特徴的な症状としては、肌がつっぱっていたり、かさつき(カサカサとした状態・ザラザラ感)などが挙げられます。さらに、症状がひどくなると白い粉を吹いた状態になるほか、深刻なかゆみを引き起こすこともあります。
また、こうした肌の乾燥はアトピー性皮膚炎などの症状を悪化させることにも繋がります。
◇乾燥しやすい部位
肌の潤いを守り乾燥を防ぐ役割がある皮脂は毛穴から分泌されます。そのため、毛穴が少ない部位は乾燥しやすいとされています。顔なら目元や口元、唇、両頬など、体なら脛や足の裏、手のひらなどが挙げられます。
■薬で解決する場合
乾燥肌になった場合は、保湿剤や外用薬を塗って皮膚の乾燥を改善することが一般的です。もし気になるならすぐに対策をしましょう。
◇保湿剤
保湿剤を塗ると、肌の潤いをキープする膜が作られるので水分が外に逃げるのを防いでくれます。そのため、乾燥肌の改善にもってこいです。
この保湿剤を塗るタイミングは、お風呂上りの肌が柔らかく吸収力が高まっているときがベストです。塗り忘れないようきちんと覚えておきましょう。
また、保湿剤はさまざま種類がありますが、刺激が強いものは極力避けましょう。基本的に乾燥肌の場合は低刺激の油性成分を含むタイプがおすすめです。
◇外用薬
もし「乾燥肌がひどい場合(アレルギー性皮膚炎の可能性あり)」や「保湿剤を使用しても改善しない場合」は皮膚科を受診し、外用薬をもらうことをおすすめします。人によっては「外用薬は少し不安」という方も見受けられますが、医師とよく相談をして症状に合わせて薬をセレクトしてもらいましょう。
そして、外用薬を使用する際は用法・用量を守り必要な期間塗ることを心がけましょう。自身で塗る量を調節したり、勝手な自己判断で塗ることを途中で辞めたりすることはくれぐれも避けてください。もし、分からないことがある場合は遠慮せず医師に相談することが大切です。
■生活習慣・体質改善で解決する場合
毎日の生活習慣や体質が原因で乾燥肌を引き起こすケースもあります。そこで、こちらでは生活習慣・体質の改善で乾燥肌を解決する方法を紹介します。
◇乾燥肌を防ぐ生活習慣
偏食やストレス、睡眠不足などの生活習慣が原因で乾燥肌などの肌トラブルが増えてしまう可能性があります。また、飲酒・喫煙で肝臓に負担がかかるとかゆみなどの症状が起こりやすいとされています。この生活習慣から来る乾燥肌の対策例は以下の通りです。
偏食や暴飲暴食は避ける
食べ過ぎや飲みすぎは避け、3食バランスの良い食事を摂ることが大切です。また、胃腸に負担をかけないよう夕食は睡眠の3時間以上前に摂りましょう。
毎日しっかりと睡眠をとり、休肝日を作る
睡眠不足にならないよう睡眠は十分とりましょう。また、肝臓を休めるために休肝日を定期的に作ることをおすすめします。
発酵食品を摂る
乳酸菌・ビフィズス菌などを含む発酵食品(ヨーグルト・納豆)をこまめに摂取しましょう。
禁煙を心がける
タバコを吸っている方は禁煙や喫煙の回数を減らすなども効果的です。現在では、ニコチンガムや電子タバコなど禁煙グッズが多数販売されているのでチェックしてみると良いでしょう。
保湿と日焼け止めも忘れずに
肌の乾燥を防ぐために室内も加湿器などを使用して保湿するようにしましょう。また、夏の時期には日焼け止めクリームで紫外線のダメージから肌を保護することも重要です。
◇乾燥肌はアレルギー体質の可能性も…
保湿剤を塗っても生活習慣を改善しても乾燥肌が治らない…その場合はアレルギーが原因かもしれません。例えば小麦や果物、麺類などの食べ物アレルギーや花粉(スギ・ヒノキなど)アレルギーなどが考えられます。
また、食べた後に喉のイガイガ、春先に顔や首にかゆみや肌荒れなどの症状が出る場合は、病院でアレルギー検査を受診することをおすすめします。そこで、特定の物質に対するアレルギーが見つかった場合、今後避けるようにしましょう。
■まとめ
たくさんの方々が悩んでいる乾燥肌は、かゆみやつっぱり感といったさまざまな症状を引き起こします。さらに、深刻な場合だと白い粉が吹くこともあります。
しかし、保湿剤や外用薬を塗ったり、生活習慣・体質改善などをおこなえば症状は改善できるはずです。まずは、油性成分を含む保湿剤選びからスタートしてみてはいかがでしょうか?