小鼻の黒ずみや頬の毛穴の開きなど、毛穴の悩みを持つ女性も多いはず。毛穴レスのキレイな肌を手に入れるには、お風呂でおこなうパックが毛穴ケアに効果的なのです。しかし、お風呂でパックをする場合、いくつかの注意点と正しいやり方があります。
この記事では、お風呂でのパックが毛穴ケアに効果的な理由と注意点、毛穴汚れが落ちるパックのやり方について紹介します。
INDEX
■どうしてお風呂でのパックは毛穴ケアに効果的?
お風呂に浸かって身体が温まると、肌の角質がやわらかくなり、小鼻や頬の毛穴もゆるみます。そのため、毛穴の汚れが落ちやすくなるうえに、角質に美容成分が浸透しやすいという2つの効果が期待できます。
また、毛穴ケアの効果だけでなく、お風呂に入っている時間を有効活用できることもメリットといえるでしょう。お風呂あがりにパックをする手間が省けるので、仕事が忙しく帰りが遅い方や、家事などで時間がない方でも取り入れやすい美容法です。
■お風呂でのパックに注意点やポイントはある?
お風呂のパックでより効果的な毛穴ケアをするためには、パックの選び方とお風呂あがりのスキンケアがポイントです。
パックはクリームや泡などの肌に塗るタイプ、美容成分を含んだシートタイプが主流。シートマスクは広げて顔にのせるだけという手軽さから、愛用している方も多いでしょう。特に、お風呂に入ると角質がやわらかくなるので、美容成分がしっかり浸透すると思うかもしれません。
しかし、お風呂での毛穴ケアは、開いた毛穴の汚れや老廃物を落とすことが目的です。シートパックをつけると落ちるはずの汚れが毛穴にとどまり、かえって毛穴がつまってしまいます。ニキビなどの肌トラブルに発展する可能性もあるので、お風呂ではクリームや泡などの塗るタイプを使いましょう。
そして、お風呂でパックをしたあともお風呂あがりは急速に肌の水分が蒸発するので、いつも通りのスキンケアを欠かさないことが大切です。
■お風呂でのパックで毛穴汚れを落とす方法を解説!
クリームタイプのマスクや、保湿クリームを使った、お風呂でできるパック方法を紹介します。
◇1.メイクを落とす
お湯に入る前に、クレンジングでメイクを入念に落としましょう。次は、落としきれなかった余分な皮脂を、しっかり泡立てた洗顔料で洗い流します。
◇2.パック用クリームやパックシートをのせる
メイクなどの汚れをキレイに落としたら、パック用クリームを肌にたっぷりのせましょう。肌に塗り広げるのではなく、クリームを肌にやさしくのせていくイメージでおこなうのがポイントです。
乾燥が気になる方は、クリームのうえにラップをかぶせるとより効果的です。
シートパックはお風呂に向いていないのですが、炭酸成分を配合したタイプは毛穴ケアに最適です。水に塗らすことで炭酸が発生し、その刺激で肌の新陳代謝を活発にする効果が期待できます。
新陳代謝がアップすると、毛穴ケアはもちろん、乾燥やニキビなどの肌トラブルの緩和につながります。
◇3.熱すぎない湯船に10~20分浸かる
38~40度くらいの熱すぎない温度に設定し、10~20分くらいお湯に浸かりましょう。お風呂で肌の新陳代謝を高めるには、この条件で入ることが重要なポイントです。また、お風呂の湯気がスチームの役割を果たすので、パックの成分が肌の奥まで浸透します。
熱すぎるお湯や長湯をすると、肌に必要な分の皮脂が流れ出てしまい、かえって皮脂の分泌が増えてしまいます。入浴は心臓にも負担がかかるので、くれぐれもやり過ぎないように注意しましょう。
また、シートパックを使う場合、パックに記載されている装着時間を守ることが大切です。長くつけているとシートが乾燥するうえに、肌に負担がかかるので注意しましょう。
◇4.コットンでクリームや油分を拭き取りぬるま湯で洗い流す
肌にのせたクリームは、お湯やシャワーで洗い流すよりも、コットンで拭きとるのがおすすめです。コットンにお湯を含ませてやさしく拭くと、肌に負担がかからず、毛穴の汚れや古い角質をキレイに落とせます。
■まとめ
お風呂に入ると湯気で角質がやわらかくなり、湯気がスチームとなって毛穴が開きます。そのため、毛穴ケアをするにはお風呂が絶好のタイミングなので、この時間を活用してパックをおこなうのがおすすめです。お風呂に適したパックは塗るタイプなのですが、シートマスクを使いたい場合は炭酸成分を配合したものを使いましょう。
お風呂でパックをする際は、先にメイクを落とすこと、クリームはたっぷり肌にのせること、ぬるめのお湯に長めに浸かることがポイント。ただし、シートマスクは装着時間が決められているので、その時間を超えないように注意しましょう。
クリームを落とすときはシャワーを使わず、コットンで拭き取ると毛穴の汚れや角質がキレイに落ちます。毛穴レスの肌に近付きたい方は、毛穴が開くお風呂で効率的な毛穴ケアを実践しましょう。