ほうれい線があると、年齢よりも老けて見られることが多々ありますよね。

また、「ファンデーションなどが入り込んできれいにメイクができない！」なんてこともあるでしょう。

 

そこで今回は、ほうれい線のケア方法についてご紹介したいと思います！

年代ごとの注意点も解説していくので、ほうれい線が気になっている人はぜひ参考にしてみてくださいね。

 

 

■ほうれい線ケアには口輪筋がポイント！

ほうれい線ができる原因の一つに、口輪筋の衰えがあります。口輪筋とは口の周りにある筋肉のことで、口を開いたり閉じたりするときに使われます。

口輪筋が衰えるとほうれい線ができるほか、口が半開きになったり口角が下がったりもするので、積極的に鍛えることが大切です。

 

また、口輪筋は使っていないと衰えてしまうため、若いからと油断せずしっかりとケアをおこなっていきましょう。

 

◇口輪筋を鍛えるトレーニング1

1. 口全体で「ぱ」の形を大きく3回つくる
2. 口全体で「た」の形を大きく3回つくる
3. 口全体で「か」の形を大きく3回つくる
4. 口全体で「ら」の形を大きく3回つくる

 

声を出せない環境にいる場合は、口の動きだけでも問題ないですが口輪筋を意識するようにしましょう。

 

◇口輪筋を鍛えるトレーニング2

1. 口を閉じたまま、歯茎と頬の間に舌を伸ばす
2. ほうれい線を内側から伸ばすイメージで、舌を下から上へ3回程動かす
3. 反対の頬も同じように舌を下から上へ3回程動かす

 

口を閉じたままおこなうことが重要です。内側から口輪筋を刺激しましょう。

 

◇口輪筋を鍛えるトレーニング3

1. 天井を向き、視線は斜め上を見る
2. 天井に向かって唇を突き出し、そのまま5秒キープ
3. これを1日3回くらいおこなう

 

口輪筋を鍛えることに加えて、首回りもスッキリとします。

 

 

■＜年代別＞ほうれい線のケア方法を紹介！

口輪筋を鍛えることはとても有効ですが、ほうれい線ができる原因は年齢によっても異なります。

ここでは、各年代に多い原因とケア方法について見ていきましょう！

 

◇20代のほうれい線

ほうれい線の大きな原因は「皮膚のたるみ」ですが、20代でも乾燥やむくみ、噛み癖などによってほうれい線が目立ってしまうケースがあります。

また、意外と多いのが急激なダイエットによる筋力の低下です。

自分の体型を気にしすぎるあまり無理な食事制限をし、表情筋や口輪筋が衰えてしまうのです。

食べない分栄養も不足しますので、お肌が乾燥しハリも失われてしまいます。

 

＜主な原因＞

• 肌の乾燥・小じわ
• 表情のクセ
• 歯並びによる影響
• 噛み癖
• 冷え・むくみ
• 筋力の低下・栄養不良

 

20代のほうれい線は、主に保湿によって改善することができます。

原因の多くは「乾燥」になりますので、お肌（特にほうれい線部分）の保湿を心掛けるだけでだいぶ違ってくるはずです。

また、その他の原因についても生活習慣やクセの見直しをすることも効果的なので、いまのうちに対策をおこないましょう！

 

◇30代のほうれい線

30代になると、ほうれい線の根本的な原因である「皮膚のたるみ」が出始めてきます。

とはいえ、ほうれい線が目立つのは鼻の脇あたりが多く、「口元までくっきり！」という人は30代では少ないでしょう。

30代のほうれい線の原因としては、20代の原因にもあった乾燥や生活習慣、クセなどに加え老化があります。

 

＜主な原因＞

• 肌の乾燥・小じわ
• 表情のクセ
• 歯並びによる影響
• 噛み癖
• 冷え・むくみ
• 筋力の低下・栄養不良
• コラーゲンやエラスチンの減少
• 肌の繊維細胞の老化

 

肌の真皮にあるコラーゲンやエラスチンは、肌に弾力をあたえる成分です。

これらは紫外線などの外的な刺激や老化によって減少するので、ビタミンC導入体やこの成分に働きかける美容液などを使い、早い段階から対策をしましょう。

 

◇40歳以降のほうれい線

40代では、いよいよ皮膚のたるみが本格化し、ほうれい線がかなり目立ち始めます。

20代や30代とは違い肌の機能が大幅に低下するため、ほうれい線が口元まで達している人も少なくありません。

原因としては、30代の原因に加え筋肉の衰えや肌のハリ・弾力の低下があるでしょう。

 

＜主な原因＞

• 肌の乾燥・小じわ
• 表情のクセ
• 歯並びによる影響
• 噛み癖
• 冷え・むくみ
• 筋力の低下・栄養不良
• コラーゲンやエラスチンの減少
• 肌の繊維細胞の老化
• 口回りの筋肉の衰え
• ハリ・弾力の低下

 

手ごわいほうれい線を改善するには、コラーゲンやエラスチンを意識したスキンケアがおすすめです。

また、口輪筋を鍛えるのも効果的なので、ぜひ普段の生活に取り入れてみましょう！

 

 

■手軽にできるほうれい線ケアマッサージ

ほうれい線は口輪筋を鍛えることでも改善することができますが、エクササイズ効果をより高めてくれるマッサージがあるので、こちらも紹介しておきますね！

 

◇頭皮マッサージ

1. 10本の指で頭皮を覆い、1分間マッサージする
2. 指で頭皮をつまみ、パッと離す動作をテンポよく繰り返す
3. 拳をつくり、頭蓋骨部分に円を描くイメージで刺激する
4. 最後に、拳で頭皮全体を指圧する

 

◇フェイスマッサージ

1. 人さし指と中指、親指で頬周りを軽くつまむ
2. つまみながらやさしく持ち上げるようにマッサージ
3. 30秒程マッサージすれば完了

 

 

■まとめ

ほうれい線の根本的な原因は「肌のたるみ」ですが、乾燥や生活習慣によっては20代でもほうれい線が気になり始めます。

そのため、年代ごとの原因をしっかりと理解し、自身に合った対策をおこなうことが大切です。

 

また、口輪筋のトレーニングも効果が期待できるので、ほうれい線が気になる人は取り入れてみてください！