歳を重ねるにつれて老け顔になってきたな…と悩んでいる方は多いのではないでしょうか?年齢が原因だから仕方のないと諦めてしまいがちですが、老け顔の原因は“顔のたるみ”にあるかもしれません。
本記事では、顔のたるみにフォーカスし原因をご紹介。自宅で簡単にできるたるみのセルフケアも4つご紹介します。たるみ老け顔になる予備軍かどうかを知ることができるチェックリストも記載しているので、これからのたるみが気になる方は確認してみてください。
INDEX
■老け顔の元凶「たるみ」の原因を知ろう!
顔の印象を大きく左右する「たるみ」は加齢だけが原因だと思われがちですが、実は他にも原因があります。ここではたるみの主な原因を4つご紹介するので、たるみができる仕組みを知ってケアに役立てましょう。
◇紫外線によるダメージ
顔のたるみの原因には、外的要因もあります。その中で代表的なのが、紫外線によるダメージ。紫外線は真皮にダメージを与え、保湿力のある「コラーゲン」やコラーゲンを支える役割のある「エラスチン」を破壊してしまいます。コラーゲンやエラスチンが破壊されると肌は保湿力を失うため乾燥し、ハリがなくなってたるみにつながるのです。
◇皮下脂肪の肥大
加齢によって代謝が落ちたりして肥大した皮下脂肪も、たるみの原因。通常皮膚と皮下脂肪は筋肉によって支えられているのですが、皮下脂肪が増えるとその重みが増します。重さが増すと筋肉では支えきれなくなって重力に逆らえないため、たるみになるのです。
◇顔の筋肉の衰え
上述したように、皮膚は筋肉によって支えられています。そのため、顔の筋力が衰えれば支える力も弱くなり、皮下脂肪が肥大していなかったとしても支えきれずにたるみができてしまうのです。顔の筋肉は加齢によっても衰えますが、日常的に使用していないと衰えていくものなので、若くても無表情が多いとたるみを引き起こしてしまうことがあります。
◇生活習慣の乱れ
睡眠不足や栄養バランスの偏った食事、喫煙などの生活習慣の乱れもたるみの原因の1つです。睡眠不足や栄養不足は肌への十分な栄養の供給を阻害し、肌のターンオーバーを乱れさせます。肌のターンオーバーが乱れると保湿などの肌本来の機能を失った肌細胞が増えてしまうので、たるみの原因に。喫煙は体内に活性酵素を発生させ、コラーゲンの生成に必要なビタミンCを破壊する働きがあります。コラーゲンが生成されないと乾燥を招くため、たるみに直結してしまうのです。
■たるみ予防の前に~たるみ老け顔 予備軍チェックリスト
「今はたるんでいないから大丈夫」と思っている方も注意が必要です。実は気がつかない間にたるみが始まっているかもしれません。以下のチェックリストに1つでも当てはまるものがあれば、既にたるみが始まっているサインかも。本格的に悩む前にケアをしましょう。
● 目が小さくなってきた
● アイラインが引きづらくなった
● 目の下にシワや影がある
● 額にシワがある
● 頬の毛穴が目立つようになった
● 口角が下がった
● ほうれい線やマリオネットラインができた
● 顔が太った/体重は増えていないのに「太った?」と言われることが増えた
● 二重あごになった
● 口角を10回上げ下げしたとき、動かしづらかったり左右均等に上がらなかったりする
■たるみの簡単セルフケア4選
たるみにはどのようなケアをしたら良いのか、気になる方も多いでしょう。ここでは、自宅でも簡単にできる4つのセルフケア方法をご紹介します。どれも簡単なうえ短時間で終わるので、気軽にチャレンジしてみてください。
◇舌回しで表情筋トレーニング
たるみは顔の皮膚を筋肉が支えきれなくなって起こるものなので、表情筋を鍛えることはとても有効です。手順は簡単で、以下の1つだけ。
● 口を閉じたまま、歯茎をなぞるようにして舌を左右10回ずつ回す
最初は10回ずつで良いですが、慣れてきたら回数を増やしてみましょう。
◇リンパマッサージ
顔の血流を良くすることで、肌のターンオーバーの正常化が望めます。以下の手順で取り組んでみましょう。どの手順も少し強めに、リンパを押し流すイメージでおこなうのがポイントです。
1. 5本の指を大きく広げて、耳の上部の側頭部をつかむようにしてもみほぐす
2. 側頭部から首を通って、肩にリンパを流す
3. 鎖骨を内側から外側に向かって撫でる
◇眼輪筋エクササイズ
目の下のたるみには、このエクササイズがおすすめ。どちらも真正面を見ながら、顔を動かさないでおこなうのがポイントです。
1. 目を見開いたまま、眼球を8の字にゆっくり動かす(左右5回ずつ)
2. 上まぶたを指で押さえる
3. 下まぶたに力を入れて5秒キープしてからゆっくり下ろす(左右5回ずつ)
◇簡単歯ブラシリフトアップ
ここまで紹介したセルフケア方法はどれも表情が大きく変わるので、職場でおこなうのは少し恥ずかしいと思う方も多いでしょう。そんな方々には歯ブラシでするリフトアップマッサージがおすすめ。方法も以下の手順だけなので、とても簡単です。歯磨きのついでにできますし、メイクが崩れる心配もありません。
● 歯ブラシを口の中に入れて、ほうれい線の内側を押し上げる
■まとめ
老け顔の大きな原因の1つである「顔のたるみ」。1度できてしまったたるみを元の状態まで戻すのはなかなか難しいので、今回ご紹介したチェックリストに1つでも当てはまる項目があった人は本格的なたるみが気になり始める前にしっかりとケアしましょう。
今回はマッサージやトレーニングを中心としたセルフケアを紹介しましたが、たるみの原因である紫外線の対策や、生活習慣の乱れをケアするのもたるみに有効な手段です。身体の内側と外側の両方からたるみをケアして、いきいきとした表情を手にいれましょう!