なかなか人に相談しづらい、かさつき・ふけなどの頭皮トラブル。目に見える症状も多く、他の人からどう見られているのか、気になってしまう方も多いのではないでしょうか。頭皮トラブルを正しくケアするためには、その症状や原因を把握して正しいシャンプーケアをおこなうことが重要です。
本記事では、代表的な頭皮トラブルの症状・原因を4つ紹介し、正しいシャンプー方法や《編集部おすすめ》のシャンプー“kurokamiスカルプ”についてご紹介します。
この記事の監修者:宇井 千穂 院長(やさしい美容皮膚科・皮フ科 秋葉原)
元準ミス日本。全日空客室乗務員を経て、皮膚科医としてアトピー性皮膚炎を中心とした皮膚疾患を診療。本や雑誌の執筆をはじめ、web雑誌での連載やサプリメント・化粧品の監修などでも、多方面に活躍の場を広げている。女医+(じょいぷらす)所属。
INDEX
■4つの頭皮トラブル解説
代表的な4つの頭皮トラブルについて、その症状と原因をご紹介します。まずは頭皮トラブルの原因をしっかりと把握し、適切なケアを選択しましょう。
◇紅斑(赤み)
頭皮が赤くなる紅斑(こうはん)は、頭皮に軽い炎症が起きている状態です。シャンプー・パーマ液などの薬剤や、皮脂から発生する脂肪酸が原因となり起きると言われています。紅斑には皮膚炎・アレルギー・湿疹などの種類があり、どれも身近なものが原因となっています。
皮膚炎は、シャンプー・整髪料などの化学成分が皮膚につくことや、過度に頭皮が乾燥することで起きやすくなります。アレルギーはもともとの体質が大きく関係し、パーマやカラーリングの際に使用される薬液が、頭皮に合わないと紅斑が出ることも。また、皮脂が多すぎると雑菌などが増え、湿疹につながると言われており、どれが原因なのかを見極めることが重要です。
◇かさつき
頭皮に必要な皮脂がなくなると頭皮はかさついてしまい、かゆみやその他の頭皮トラブルにつながります。そして、頭皮環境がどんどん悪くなってしまいます。
かさつきの原因は、大きく分けてストレスや食生活の乱れ等による血行不良と、過度なシャンプーケアの2種類です。仕事などで大きなストレスを受けたり、ジャンクフードやアルコールの過剰摂取でビタミンB群の栄養素が不足したりすると、頭皮の血行が悪くなり新陳代謝が鈍くなります。その結果、頭皮も乾燥しがちになってしまうのです。
また、1日に何度もシャンプーをする・自分に合っていないシャンプー剤を使っているということも、かさつきの原因になります。シャンプーをしすぎると頭皮の保護に必要な皮脂まで洗い流してしまい、乾燥につながります。また、洗浄力が高すぎるシャンプーを使っていると、1日1回のシャンプーでも皮脂が失われ、頭皮が乾燥してしまう可能性があります。
◇ふけ
ふけは、頭皮の角質が古くなったものです。白い粉のようなものが肩や背中に落ちてしまうため、清潔感を損なうことにもつながりかねません。
本来、健康な頭皮から出るふけは小さく、シャンプーの際に洗い流されるので目立ちません。頭皮が乾燥する・皮脂が出すぎるといった頭皮トラブルが起こると、頭皮のターンオーバー周期が乱れてふけが増え、目立つようになってしまうのです。
また、ふけが増えることにより頭皮が刺激され、同時にかゆみが発生することもあります。
◇におい
毎日シャンプーをしていても、頭皮の嫌なにおいが消えないことがあります。
頭皮のにおいは、頭皮の皮脂量が多すぎること・頭皮の血行不良などが原因と言われています。頭皮を十分に洗えていない場合や、頭皮の皮脂量が多すぎると雑菌が増え、においの発生につながります。シャンプー後に髪の毛を濡れたままにしておくことも、雑菌の繁殖原因となります。また、ジャンクフードや脂身の多い肉が中心の食生活だと、皮脂が必要量より多くなってしまいます。
また、かさつきの原因と同様に、睡眠不足やストレスによる血行不良も新陳代謝を悪くし、頭皮のにおいにつながるとされています。
■頭皮のトラブルにはシャンプーケア!
こうした頭皮トラブルの多くは、頭皮環境の悪化が原因で起こります。ご自宅でできる手軽な対処法として、正しいシャンプーをおこなうことが効果的です。
◇洗う前に頭皮も含めたブラッシング
髪はもちろん頭皮も優しくブラッシングすることで、固まった頭皮の皮脂をほぐし、髪のもつれをといて洗い残しを防ぎます。髪を洗いやすくすることで、ふけやにおいの原因である過剰な皮脂を落としやすくなります。
◇お湯でしっかり前洗い
お湯をたっぷりと使って前洗いすることで、シャンプーの泡立ちをよくし、髪や頭皮の摩擦を和らげることができます。ふけやにおいを防ぐことはもちろん、摩擦が減るためかさつきの出ている頭皮にも優しくシャンプーできます。
◇もこもこの泡で髪と頭皮を優しく洗う
シャンプーをよく泡立て、優しく頭皮と髪を洗います。泡立ちが良いと頭皮のすみずみまで洗いやすくなるため、ふけやにおいの対策になります。
◇シャンプーの3倍の時間をかけてすすぐ
シャンプー後は洗い残しがないよう、時間をかけて丁寧にすすぎます。シャンプーをしっかり落とすことで、紅斑やかさつきの発生を防ぎます。
■頭皮トラブルを抱えた人に《編集部がおすすめ》したい“kurokamiスカルプ”
編集部が「シャンプーそのものが合わないかも…」、「もっと自分に合うシャンプーを見つけたい」という方おすすめしたいのは、アミノ酸配合で頭皮に優しい“kurokamiスカルプ”。ここでは、kurokamiスカルプについて詳しくご紹介します。
頭皮トラブルの多くは、頭皮の環境が悪化していることから起こります。kurokamiスカルプは100%天然由来で、髪の成分の大部分を占めるアミノ酸を多く配合しており、頭皮に優しくリンスのいらないシャンプーです。泡立ちも良いうえに、古い角質を柔らかくし、不要な皮脂もすっきりと洗い上げてくれます。
リンゴ(※1)・ハイブリッドローズ(※2)・カミツレ(※3)などから抽出した成分もたっぷりと配合。リラックスできる香りを目指し、オレンジやイランイランなど6種の精油がブレンドされています。頭皮の環境を正常に整えて頭皮トラブルをケアするのはもちろん、忙しい日々のストレスを天然の香りで癒してくれるシャンプーです。
(※1)リンゴ果実培養細胞エキス(※2)ハイブリッドローズ花エキス(※3)カミツレ花エキス…すべて頭皮をすこやかに保つ成分
■まとめ
頭皮トラブルの原因は紅斑・かさつきなど大きく4種類に分けられ、その原因は頭皮の環境悪化であると言われています。症状・原因を把握したうえで正しいシャンプーケアをおこない、シャンプー自体が合わない場合は、頭皮に優しいシャンプーに変えてみましょう。
特にアミノ酸配合の“kurokamiスカルプ”は、頭皮に優しくリンスもいらず、忙しい方にもぴったりなので編集部のおすすめ。頭皮トラブルにお悩みの方は、ぜひ試してみてはいかがでしょうか。